今週見つけた主な新製品　(2013年10月19日)

　 全体を金メッキ処理、見た目にこだわったというセンチュリーマイクロ製DDR3メモリの限定品。

オーバークロックタイプの製品で、「静電気や皮脂に弱いので取り扱いに注意が必要」（同社）な点もそのまま。モジュールを扱う際に着用する静電防止手袋も付属している。容量4GBのDDR3-2400モジュール2枚セット品。BUY MORE秋葉原本店のオリジナル製品として販売されており、販売数はごく少量になるという。

　見た目の美しさがウリのこの製品だが、先週お伝えしたように取り扱いに十分な注意が必要とされている。

　というのも、今回の製品では、基板の回路パターンなどを保護するレジストインキを塗布せず、その代わりに金メッキしたを使った、という体になっているため。この結果として、銅などで書かれる回路パターンなどの金属部分が十分保護されていないとされており、一般的なメモリモジュールよりも静電気に弱く、「表面に素手で触れると、金属面が皮脂などの影響で変色したり腐食したりする場合がある」（付属の注意書き）という。

　製品には、静電防止手袋（アイネックス「SB-03」）が付属しており、付属の取扱説明書には、手袋を着用した上で扱うようにとの注意書きもある。また、こうした特殊な仕様のため、「メーカー保証はない」（同社）とされている点にも要注意。

　ちなみに、パッケージには金色の同社ロゴがプリントされており、「CENTURY」の「T」のみが緑色になっているが、同社によれば、これはガンダムシリーズに登場するモビルスーツ「百式」の頭部のカラーリングをイメージしたものとのこと。

　メモリの対応クロックは2,400MHzで、レイテンシ（tCL-tRCD-tRP）は13-13-13、電圧は1.65V。同社は、ASUS製LGA2011マザー「P9X79 DELUXE」で2,400MHzでの動作を確認したとしており、同店はBIOSなどの設定画面が掲載されたPOPも用意している。

　 ASUSの高耐久マザーボード「TUF」シリーズの格安モデル。搭載チップセットはB85で、フォームファクタはmicroATX。

　高品位の固体コンデンサやチョークコイルなどを搭載することで、高い耐久性を実現したという同社のTUFシリーズに属する製品で、下位チップであるB85の採用により、Z87搭載の上位microATXマザー「GRYPHON Z87」などに比べ価格が抑えられているのが魅力。

　この製品でも、GRYPHON Z87などと同様に日本製のメタルコンデンサや、軍用レベルの品質テストをパスしたというMOSFETなどが搭載。

　また、CPUファンやケースファンなどの回転速度をカスタマイズ、プロファイル管理も可能な「Thermal Radar Core」、USB機器などからの静電気をガードする「ESD Guards」などの独自機能も搭載されている。

　なお、GRYPHON Z87よりスペックが低い点としては、PCIe x16スロットの数（3→2）、DDR 1866メモリの非サポート（DDR3 1600まで）、6Gbps SATAポートの数（6→4）などがある。

　スロット数はPCIe x16×2（1基はx4モードで動作、Quad CrossFireXサポート）、PCIe x1×1、PCI×1、DDR3 DIMM×4（最大32GB）。

　主な搭載インターフェイス・機能はDisplayPort、HDMI、DVI、VGA、1000Base-T LAN（Intel I217-Vチップ）、6Gbps SATA（4ポート）、USB 3.0（I/Oパネル部4ポート、ピンヘッダ2ポート）、8chサウンド。

　 HIS製のRadeon R9 280X搭載ビデオカード。

　オーバークロック仕様(コアクロック1,000MHz/ターボ時1,050MHz)のモデルと、標準クロックモデルの2製品が発売されている。両製品ともに搭載メモリはGDDR5 3GB。

　 デュアルファン構成のオリジナルクーラーを搭載したHIS製のRadeon R9 270Xビデオカード。

　オーバークロック仕様のモデルと通常クロックモデルの2種類が発売されており、前者のクロックはコア1,100MHz(ブースト時1,140MHz)/メモリ5,600MHz。

　搭載メモリはどちらもGDDR5 2GB。

　 HIS製のRadeon R7 260X搭載ビデオカード。搭載メモリはGDDR5 2GB。

　 HIS製のRadeon R7 250搭載ビデオカード。GDDR5 1GB搭載モデルとDDR3 2GB搭載モデルの2製品が発売されている。

　 HIS製のRadeon R7 240搭載ビデオカード。GDDR5 1GB搭載モデルとDDR3 2GB搭載モデルの2製品が発売されている。

　 ショップ独自に水冷化したGeForce GTX 770ビデオカード。受発注品で、納期は約1週間。

　この製品はGainward製GeForce GTX 770ビデオカードを水冷システム対応にカスタマイズしたモデルで、オリオスペックが独自にパーツを搭載したもの。なお、同店はGeFoece GTX TitanやGTX 780を独自に水冷対応にしたモデルも販売している。

　ビデオカードの搭載メモリはGDDR 5 2GBで、コア/メモリともに定格クロック動作となっている。

　保証期間は購入から30日で、出荷前には水冷システム環境で動作確認をとってから出荷するとしている。

　 3.5インチSATA-HDD×2台用の外付けHDDケース。メーカーは玄人志向。

　インターフェイスはUSB 3.0。ディスクは体動作のほか、RAID 0/1、JBODなどの動作モードにも対応している。

　 SAMSUNGのペン操作対応スマートフォン「GALAXY Note3」の3G通信対応モデル。入荷したのは海外直輸入品で、SIMロックフリーモデル。

　基本的な機能は発売中のLTE対応モデルと変わりないが、3G通信対応モデルは搭載CPUが異なり、1.9GHz動作の通常用コア4＋1.3GHz動作の省電力コア4を搭載した8コアCPUが採用されている。カラーはホワイト。

　 iPhone 5c対応のバッテリー内蔵ケース。容量は2,800mAh。

　カラーは、ホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、グリーン、ピンクの6色。なお、販売店のイケショップでは、先着購入100名に巻き取り式のケース充電用MicroUSBケーブルと、ミニサイズスマートフォンスタンドをプレゼントしている。

　 スマートフォンを強制的に「圏外」にできるという電波遮断仕様のポーチ。発売元は上海問屋。

　この製品は、スマートフォンや携帯電話などの電波を遮断、強制的に圏外にできるというポーチ。スマートフォンなどの電源を切ったり、機内モードにしたりしなくても、着信を防げるのがメリット。

　携帯電話の電波だけではなく、無線LANやBluetooth、GPSなどスマートフォンの様々な通信機能も遮断できるという。上海問屋によれば「内部のポケット部分が電波を遮断する特殊な繊維で作られている」という。

　実際にスマートフォンのGALAXY Nexusで試したところ、ポーチに入れた状態で別の携帯電話から電話をかけても繋がらず、ポーチから出すと着信することが確認できた。

　ケースのフタの部分にはいわゆるマジックテープが付いており、機器を入れた後はしっかりとフタを留め、ポケット部分を塞ぐ必要がある。ポケット部分が塞がれていないと遮断効果がないという。また、機器を入れてから圏外になるまで多少時間がかかるとしている。

　なお、上海問屋は、機器の電源OFFの必要性についても注意を喚起しており、「この製品を使うことで電源をOFFにする必要がなくなるわけではない。電源OFFが優先・義務付けられている場では、それに従ってほしい」としている。

　収納できる機器のサイズは横150×縦75×厚さ30mm程度まで。本体サイズは縦100×横195×厚さ8mm、ポケットのサイズは縦90×横170mm。重量は約40g。

　 PCレスで使用可能なアナログキャプチャユニット。メーカーはAverMedia。

　2.5インチSATA-HDDを内蔵もしくは外付けUSB HDDを接続して使用する製品で、入力端子はS-Videoとコンポジットに対応。録画形式はMP4(H.264とAAC)。

　HDMI/D端子の映像出力端子を備えており、テレビなどに映像を出力しながら任意のタイミングで録画の開始/終了が行える。各操作は付属のリモコンで行う仕組み。

　 キートップの下にゴミなどが溜りにくいフレームレス構造のキーボード「Vengeance」シリーズのテンキーレスモデル。メーカーはCORSAIR。

　キースイッチはCherryブランドの「MX Red」を採用。Nキーロールオーバー機能やキー入力信号の取りこぼしを防止するアンチゴースト機能、1,000MHzのポーリングレートに対応するなど、ゲーミング向けの機能も備えている。

本体ベース部分の素材はアルミで、ヘアライン加工が施されている。

　 表面と裏面で滑り心地が異なるゲーム向けマウスパッド。メーカーはCORSAIR。

　高速な操作に向くスムースサイドと、精密な操作に向くテクスチャーサイドが用意されており、光学式マウスとレーザー式マウスの双方への対応がうたわれている。

　本体サイズは352×272×5mmで、4隅に滑り止め用のラバーコーナーが用意されている。

　 CORSAIRブランドのゲーム向け布製マウスパッド。サイズの異なる4製品が発売されている。

　 ENERMAX製簡易水冷キットの新モデル。対応CPUソケットはLGA2011/1150/Socket AM3+/FM2+など。

　ラジエーターサイズは153mm×120mmで、12cmファン×2基搭載タイプ。

　 容量300Wの電源を搭載したブック型のmicroATXケース。メーカーはCOOLER MASTER。

　搭載ベイは5インチ×1、3.5インチ×2(うち1段はシャドウ)で、縦置き横置き両対応。縦置き用のスタンドが付属している。

　 大型ビデオカードやATX電源が搭載可能なCOOLER MASTER製のキューブ系Mini-ITXケース。

　ビデオカードは長さ343mmまでのモデルに、ATX電源は奥行き180mmまでのモデルに対応している。搭載ベイ数は5インチ×1、3.5インチシャドウ×2、2.5インチシャドウ×1。

　電源は別売り。

　 Windows 8.1のDSP版とリテールパッケージ。DSP版Windows 8.1/Proに関しては、DSP版Windows 8の時と同様に、OS単体で購入することができるほか、購入特典として、環境移行ソフト「ファイナルパソコン データ引越し9+」のライセンスキーが同梱されている。

　Windows 8.1は、2012年10月に発売されたWindows 8のアップデート版。スタート画面での自由度の高いカスタマイズが可能になったほか、SkyDriveの標準搭載、パフォーマンスやセキュリティの強化といった改良がなされている。

　Windows 8ユーザーは、Windowsストア経由でアップデートを無償で入手することもできるが、これらのDSP版を使えば新規にインストールした時点でWindows 8.1適用済みの環境が作成される。

　Windows 8.1でもWindows 8と同様に、一般ユーザー・家庭向けの“無印”と、ドメイン参加などの全機能を搭載したProという2つのエディションがラインナップ。それぞれに32bit版と64bit版があり、計4種類のラインナップとなっている。

　今回登場したのは、DSP版Windows 8.1/Proの32bit版/64bit版（それぞれ別製品）と、リテールパッケージのWindows 8.1/Proの通常版（32bit版/64bit版が同梱）、Windows 8.1からWindows 8.1 Pro with Media Centerにアップグレードできる「Windows 8.1 Pro Pack」（プロダクトキーのみ）で、DSP版Windows 8.1 Proに関しては、“窓辺ファミリー”全員のキャラクターボイスやSkype3ヶ月かけ放題チケットなどが付属する「DSP版Windows 8.1 Pro発売記念パック 窓辺ファミリーバージョン」（限定1,000個）（実売価格は通常のDSP版と同じ）や、前述の「窓辺ファミリーバージョン」より特典が少ない「Windows 8.1発売記念パック」（限定6,191個）（同）、「Windows 8.1発売記念パック」に窓辺ななみプリントマウスが同梱された「発売記念パック（マウス付き）」（限定810個）（実売価格は通常のDSP版よりも2,000円ほど高め）も用意されている。