週刊3Dプリンタニュース

トリプルノズルもある「CubePro」や「Cube 3」が国内予約開始

~ブレスレットや指輪、立体文字を簡単に作るアプリがMakerBotから

 今回の週刊3Dプリンタニュースは、イグアスがパーソナル3Dプリンタ「Cube 3」と「CubePro」の先行予約を開始したという話題と、MakerBotから登場した3Dプリント入門者向けiPad用アプリ「PrintShop」の話題を紹介する。

米3D Systemsの「Cube 3」と「CubePro」が先行予約開始トリプルノズルの製品も

パーソナル3Dプリンタ「Cube 3」。デュアルノズル仕様で、2色での造形が可能
パーソナル3Dプリンタ「CubePro」。こちらはシングルノズル/デュアルノズル/トリプルノズルの3モデルが用意されている

 株式会社イグアスは、米3D Systemsのパーソナル3Dプリンタの新製品「Cube 3」と「CubePro」の先行予約を開始した。イグアスは、3D Systemsの正規代理店であり、これまでも同社のパーソナル3Dプリンタ「Cube」や「Cube X」を販売していたが、今回予約が開始されたCube 3とCubeProは、それぞれCubeとCube Xの後継となる製品だ。

 Cube 3およびCube Xは、2014年1月にラスベガスで開催された2014 International CESで発表された新製品だが、出荷は2014年後半とされていた。

 Cube 3は、コンパクトでスタイリッシュなパーソナル3Dプリンタで、前モデルのCubeはシングルノズルだったが、デュアルノズル仕様に強化されている。本体サイズは、335×338×280mm(幅×奥行き×高さ)、最大造形サイズは152×152×152mm(幅×奥行き×高さ)で、積層ピッチは0.07mmまたは0.2mmである。利用できる素材は、ABS樹脂またはPLA樹脂で、専用フィラメントカートリッジを利用する。無線LAN機能も搭載しており、USBメモリからのデータロードも可能だ。価格は16万円(税抜)で、出荷開始は9月下旬予定。

 CubeProは、パーソナル3Dプリンタとしては上位に位置する製品で、本体サイズは566.7×581×606.4mm(幅×奥行き×高さ)、最大造形サイズは275×265×240mm(幅×奥行き×高さ、シングルノズルモデル)と大きい。積層ピッチは0.07mm/0.2mm/0.3mmである。利用できる素材は、ABS樹脂、PLA樹脂、ナイロン樹脂で、専用フィラメントカートリッジを利用する。こちらも無線LAN機能を搭載しており、USBメモリからのデータロードも可能だ。価格は、シングルノズルモデルが44万8000円(税抜)、デュアルノズルモデルが48万8000円(税抜)、トリプルノズルモデルが54万8000円(税抜)で、出荷開始はCube 3と同じく9月下旬の予定だ。

ブレスレットや指輪、立体文字が簡単に作れるアプリをMakerBotが無償公開

Type Makerでは、文字の高さや傾きなどをスライダーで変更できる
Bracelet Makerでは、ブレスレットの幅や大きさ、表面の波打ち方などを変更できる
Ring Makerでは、リングトップのデザインを選択できる
リングの指にはめる部分のサイズをスライダーで変更できる

 MakerBotが3Dプリント入門者向けのiPad用アプリ「PrintShop」の提供を開始した。App Storeから無料でダウンロードできる。

 PrintShopは、「3D CADソフトや3D CGソフトの経験が全くない初心者向け」に開発されたもので、このアプリを使えば、誰でも簡単に3Dモデルを作って3Dプリンタで出力することができるようになる、のがウリ。

 PrintShopには、「Type Maker」、「Bracelet Maker」、「Ring Maker」の3つのツールが含まれており、それぞれ作れる3Dモデルが決まっている。Type Makerは、文字を立体化するツールで、文字を入力して、高さや傾きなどをスライダーで変更するだけなので、非常に簡単だ。ただし、対応している文字は英数字のみで、かなや漢字には対応していない。Bracelet Makerは、ブレスレットを作るためのツールで、幅や大きさ、表面の波打ち方などをスライダーで変更するだけで完成する。Ring Makerは、リングを作るためのツールで、リングトップのデザインを選び、指にはめる部分のサイズを指定すれば完成だ。

 完成した3Dモデルは、MakerBotの無線LAN対応3Dプリンタに直接データを送って出力できるほか、MakerBotのクラウドライブラリーにアップロード後、MakerBot Desktopを使って、PCのローカルにダウンロードすることも可能。ダウンロードをすることで、MakerBot製以外の3Dプリンタでも利用可能だ。

 それぞれのツールでのモデリングの自由度は低いが、その分、操作は非常に簡単なので、3D CADソフトや3D CGソフトの操作が難しくて習得を諦めたという人にもお勧めだ。

「PrintShop」のスタート画面。右上の「Log In」をタップしてログインする
ログイン後の画面。タイトルの1行目がユーザー名に変わり、右端に「My Stuff」というアイコンが追加される
「Explore」をタップすると、Thingiverseにアップロードされている3Dモデルを閲覧できる
「My Stuff」をタップすると、自分がPrintShopで作成した3Dモデルを閲覧できる
MakerBotのクラウドライブラリーにアップロードしたSTLデータは、MakerBot Desktopを使えば、PCのローカルにダウンロードできる

(石井 英男)