忍者増田のレトロゲーム忍法帖

『ディグダグ』 ファミコンvsアーケード対決!
忍者増田は十字ボタンに四苦八苦!?

~ナムコ『ディグダグ』編 参ノ巻~

忍者増田氏とファミコン版『ディグダグ』
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 少年時代の忍者増田氏はPC-8801mkIIでパソコン版『ディグダグ』をプレイしたものの、当時のマシンスペックでは快適にプレイできず、哀しい思い出として心に刻まれてしまった。

 そんな思い出たっぷりの『ディグダグ』を久しぶりにプレイする。



久しぶりにファミコン版とアーケード版の『ディグダグ』をプレイ

 今回は、2本の『ディグダグ』をプレイさせてもらいました。1つはファミコン版、もう1つはWiiのバーチャルコンソールのアーケード版でござるな。ド下手だった子供のころは、スコアはせいぜい3万超え程度だったと思います。大人になった今、いったいどれだけのスコアを獲得できるのか……?

 最初にプレイしたのはファミコン版。久しぶりに見た画面は、思ったより美しく感じました。画面が狭くて縦横の比率が違うだけで、ビジュアル面では当時かなりイイ線いっていたんじゃないでしょうか。

ファミコン版『ディグダグ』をプレイ
ファミコン版のタイトル画面。
作品に登場するキャラクター
アーケード版でのキャラクター紹介画面では名前は特に書かれていないが、プレイヤー名(主人公)はゲームタイトルと同じ「ディグダグ」。ただ、同じく穴掘りということで『ミスタードリラー』の主人公であるホリ・ススムの父ホリ・タイゾウという設定もあるらしい。
ゴーグルを装着している赤い敵モンスター「プーカ」。ぴょんぴょんと跳ねながら動いている姿からも可愛らしさがあるが、思ったよりもしつこく「ディグダグ」を追いかけてくる。地中を移動している時は目だけ(目変化)になり、一直線に追尾してくる。
緑色の恐竜タイプの敵モンスター「ファイガー」。気まぐれな性格で、深い地層を好む。羽が白くなったら要注意。その後、薄い壁ぐらいの厚さなら突き抜ける炎を吐いてくる。こいつの吐く火は、「ディグダグ」のモリ(銛)より遠くまで届くから恐ろしい

ファミコンコントローラーの操作性に苦戦

モリ(銛)を突き刺してパンクさせて倒す。横から倒したほうが高得点となる。

 子供のころはプレイに余裕がなく、面クリを優先していた拙者。高得点を狙うためには、「深い層で倒す」、「パンクさせるときは横から」などのセオリーがあったわけでござるが、あまり実践していなかったと思います。よりパンク優先で倒してたしなぁ。

 そんな過去の自分を悔いて、今回ファミコン版では、最初は高得点狙いでプレイしていました。しかし、これが思うようにいかないのです。なんと初回は2万点もいかずに終了してしまう有様。ファミコンのコントローラーの十字ボタンが、ジョイスティックと使い勝手が異なり、思うように進路を曲げられないときがあるのでござる。ここで拙者は思い出したのです。当時、この操作性の違和感でファミコン版に夢中になれなかったのだということを。

ファミコン版に苦戦・・・。
この十字ボタンがくせ者だった…。

 そんな理由から、高得点狙いで時間をかけてプレイしていると、逆に点数が伸びる前にゲームオーバーになってしまうのでした。うまい人ならこんな操作性などものともせずプレイできるのでござろうが、拙者には無理。もう「時間かけずに倒せるときに倒しておこう作戦」に切り替えて再プレイしました。

ファミコン版の2面の様子。
ファミコン版の12面の様子。

 すると、なんとか14面まで到達、スコアは7万弱までいきました。自慢できるスコアではありませんが、中学時代に比べれば2倍以上のスコアです。そのスコアに、当時と同じパンク優先戦法で到達したというのがおもしろいというか皮肉というか……。

アーケード版のバーチャルコンソールではより高いスコアを記録

 次にバーチャルコンソールです。こちらはアーケード版なので、X68000で同内容の作品に遊び慣れていたおかげか、Wiiのクラシックコントローラのアナログスティックが使えたのが良かったのか、普通にプレイして76,840点を獲得しました。

 こちらも14面まで到達してのスコアですから、ファミコン版より余裕を持って、高得点を狙ってプレイできたことがわかるでござるな。14面までいけば本来もっとスコアは高いはずだとか言うな。

今度はバーチャルコンソール アーケード版をプレイ。
バーチャルコンソール アーケード版の2面。ファミコン版に比べて縦長。
自分では満足できるスコアを叩き出し、ドヤ顔の忍者増田氏。

 コントローラーに苦戦しつつも、ファミコン版とバーチャルコンソール版の双方で子供のころに比べて2倍以上のスコアを叩き出した増田氏。ひとしきり楽しんだところで、『ディグダグ』というゲームの本質を紐解いていく。次回『ディグダグ』編の最終回もお楽しみに。

 ※次回掲載は、12月13日(火)の予定です。

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『ディグダグ』は今このプラットフォームで遊べる

『ディグダグ』を今遊ぶには(参考価格/価格は税込表記)
ファミコンカセット(中古品/付属品無し)800円前後~
PlayStation版ナムコミュージアム Vol.3(中古品)400円前後~
アーケード基板(中古品)2万円前後
Wii、ニンテンドー3DS バーチャルコンソール(ファミリーコンピュータ版)514円
Wii バーチャルコンソール(アーケード版)823円
ARCADE GAME SERIES: DIG DUG(Steam)540円
※2016年11月調べ
※Newニンテンドー 3DS 本体:17,280円
※Wii本体:販売終了
※Wii U 本体:32,400円
※Steam版要件:Windows 7/8(64bit)、Intel HD Graphics 3000、DirectX 9.0cなど

注釈


  1. 岩の下を掘ると約2秒後に岩が落ちる。これを利用してモンスターをやっつけるテクニックを「岩石落とし」という。しかし、岩石だけ重力が働いているんだよね…不思議。
  2. パンク
    「ディグダグ」がモンスターを倒す方法のひとつ。モリ(銛)をモンスターに刺し「プクプク」とふくらませ「ボン」とパンクさせる。正式名称「プクプクボン」。
  3. 十字ボタン
    ゲームで方向操作をするためのもの。家庭用ゲーム機のコントローラーには必須の部品といえる。ちなみに「十字ボタン」は、任天堂が特許を取得していたりする。
  4. ジョイスティック
    ここでのジョイスティックは、いわゆるアーケードのレバー型コントローラーのこと。「炎のコマ」を真似してよく怒られたもんです。
  5. バーチャルコンソール
    かつて発売されていた家庭用のゲームやアーケードゲームをダウンロードして、遊ぶことができるサービス。いい時代になったもんです。

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

増田厚(ペンネーム:忍者増田)

 茨城県生まれ。漫画『ゲームセンターあらし』や『マイコン電児ラン』の影響を受け、中学2年生のときにパソコンをいじり始める。東京の大学入学と同時に、パソコンゲーム誌『ログイン』にバイトとして採用され、6年間在籍。忍者装束を着て誌面に出る編集者として認知度が高まる。その後、家庭用ゲーム雑誌『週刊ファミ通』に3年在籍したあと、フリーライターとなる。現在はおもに、雑誌やWeb、攻略本などでゲームのレビュー記事や攻略記事を執筆しつつ、ゲーム以外のライティングも。得意なゲームは、『ポケモン』、『ウィザードリィ』、『サカつく』など。