あの頃の秋葉原

【2000年2月19日号 掲載】Windows NT 4.0の後継OS「Windows 2000」がデビュー

深夜販売も行われ、局所的なお祭り騒ぎに

※このコーナーでは過去に掲載した懐かしい人気記事を紹介していきます。なお、情報は掲載当時のものであり、現在の状況とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

 Windows NT 4.0の後継OSである「Windows 2000」が18日(金)に発売となった。

 このOSは、Windows NTの堅牢性に加え、Windows 98の強みである強力なデバイスサポートやユーザーインターフェイス部分を取り込んだMicrosoftの次世代OS。基本的には企業向けのOSだが、パワーユーザーの間でもWindows NTとWindows 98の“いいとこ取りOS”という点で注目されている。

 アキバでは恒例の深夜販売も実施され、局所的なお祭り騒ぎで新OSを出迎えるかたちになった。

 Windows 2000の深夜販売イベントは、1995年のWindows 95発売時や1998年のWindows 98発売時と比べてしまうと、かなり大人しいものだった。深夜販売するショップ数は事前発表よりもだいぶ多かったものの、95と98の時と比較すると絶対数は少なく、人も一部大型店だけに集中して“局所的で瞬間的な盛り上がり”だったというのが正確なところ。Windows 2000がWindows 98の後継ではなく、企業やパワーユーザー向けのWindows NT 4.0後継OSだったことや、平日夜間の深夜販売であったこと、そして、プレイステーション2のネット予約開始時期と重なったことも、人出に大きく影響したようだ(続きを読む)。