あの頃の秋葉原
【2000年7月8日号 掲載】Mobile K6-2+/500MHzを採用したODPがメルコから登場
2次キャッシュ128KBをオンダイにしたSocket 7用CPU
2020年9月15日 11:30
※このコーナーでは過去に掲載した懐かしい人気記事を紹介していきます。なお、情報は掲載当時のものであり、現在の状況とは異なる場合もあります。予めご了承ください。
久々の新型Socket 7用CPUとして、128KBの2次キャッシュをコアに統合したMobile K6-2+がアキバに登場した。メルコからメーカー製PCユーザー向けのODPとして発売されたもので、500MHzと533MHzで動作する2モデルが3万円前後で販売されている。
これまでMobile K6-2+を採用したオールインワン型ノートPCの販売実績はあったが、一般のデスクトップPC向け製品として単体で店頭に並ぶのはこれが初めて。
K6-2+は128KBの2次キャッシュをコアに統合したSocket 7用CPUで、端的に言うと“2次キャッシュが半分のK6-III”ということになる。ただし、実際には最新0.18μmプロセスで製造されていることや、負荷状況によって動作クロック倍率と電圧を何通りも変更可能な省電力技術PowerNow!に対応していること(BIOSなどの対応も必要)、新しいSIMD命令のEnhanced 3DNow!に対応(ただしDSP命令のみ)しているなど、K6-IIIにはない新しい特徴もいくつか持っている(続きを読む)。