あの頃の秋葉原

【2000年8月12日号 掲載】衝撃の問題作その3、漆工芸による10万円「手描き本金蒔絵ケース」

※このコーナーでは過去に掲載した懐かしい人気記事を紹介していきます。なお、情報は掲載当時のものであり、現在の状況とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

 また新たな10万円クラスのユニークな超高級PCケースが現れた。デスク型総アルミ製PCケース、オール金箔ケースに続いて現れた“衝撃の問題作その3”は、伝統の漆工芸である蒔絵を利用した「手描き本金蒔絵ケース」。静岡の伝統工芸師が手作りで製作したという貴重品で、芸術的かつ荘厳な雰囲気さえ漂う純和風ケースになっている。

 蒔絵とは、漆を塗った上に金や銀の粉などを蒔きつけて絵模様を表す、奈良時代から始まった日本の代表的な漆工芸。本来は硯箱や杯などの器物に施されるものだが、これを現代の器物であるPCケースに応用したのが「手描き本金蒔絵ケース」。ZOA秋葉原本店が独自に販売を始めたもので、桜をモチーフにした福島隆司作の「サクラ」と、平安時代の宮廷風景を描いた見城剛弘作の「源氏物語」の2製品がある。価格はいずれも108,000円(続きを読む)。