ノイズは特徴的だが+12Vは安定！Corsair「RMe Series RM750e」/見た目はハデだが堅実で高品質！MSI「MPG A750GF WHITE」/品質にこだわるNZXT「C Gold Series C750 Gold」

ノイズは特徴的だが+12Vは安定

低価格モデルという性格ではあるが、従来のRMシリーズのようにプラグインコネクタ付近にパスコンを用いて安定化を図っている

ファン：12cm角（底面）●電源コネクタ：ATX20/24ピン×1、ATX/EPS12V×2、Serial ATA×7、ペリフェラル×4、PCI Express 6＋2ピン×3

　同シリーズの1,000Wモデルの検証結果を前回紹介しているが、出力違いの750Wモデルも検証した。

　内部のコンデンサなどは同様に台湾メーカー製を採用しており、ノイズ検証でも似た傾向だ。

　一方、750W電源用の検証環境とは負荷がマッチしたようで、降下幅もEPS12Vで0.5V、PCI Expressは0.2Vの降下幅で常に12V以上と、良好な結果だ。

ハデな見た目だがかなり堅実で高品質

コンデンサは電解／固体とも日本メーカー製の耐熱105 ℃品。整然とした基板レイアウトで品質の高さがうかがえる

ファン：14cm角（底面）●電源コネクタ：ATX20/24ピン×1、ATX/EPS12V×2、Serial ATA×8、ペリフェラル×4、PCI Express 6＋2ピン×6、FDD×1

　+12Vの変動幅も小さめで、ノイズも少ない。検証結果についてはあと一歩で「銀」というところだった。部品の品質もよく、安定志向であることがうかがえる。使い勝手の面でもフルプラグインでフラットケーブル仕様で良好。合金銅端子を採用することで大電流への耐性を高めている。電圧の安定性もまずまずで、価格以上の品質を備えている。

ノイズ、電圧変動少なめ　品質にこだわるNZXT

1次側コンデンサには日本ケミコン製の耐熱105℃、KMZシリーズの680μFを使用。KMZはよく見られるKMRを小型化した高性能グレード

ファン：13.5cm角（底面）●電源コネクタ：ATX20/24ピン×1、ATX/EPS12V×2、Serial ATA×6、ペリフェラル×6、12VHPWR×1、PCI Express 6＋2ピン×6

　以前連載で850WモデルのC850をレビューしているが、750Wモデルも似た傾向で、EPS12Vの安定感は非常に高く、PCI Expressの降下幅も0.3V程度とよい。個体差もあるのかATX24ピンは基準電圧が11.8V付近と低かったが降下幅は0.4V以内だ。ノイズについては特徴的なうねりが見られるが、品質・デザインともNZXTらしい製品だ。