パワレポ連動企画

Z170マザーボードカタログ
~Micro-Star International編~

【ド本命登場!Skylake K(21)】

DOS/V POWER REPORT 2015年10月号

 こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2015年10月号」の第一特集「システム一新でヌルサク環境をこの手に! ド本命登場!Skylake K」を掲載する。

 本特集も今回で最終回。最後にMSI製のZ170マザーボードを紹介していく。ゲーム向けを意識したラインナップが豊富だ。

 この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2015年10月号は全国書店、ネット通販にて8月29日(土)に発売。大本命の新CPUを解説した第一特集のほか、HDDを飲み込む勢いの最新デバイスを紹介する第二特集「NVMe対応モデルが超速い!500GBオーバーの大容量モデルが超安い! とにかく今、SSDが欲しい!!」、新世代メモリを採用した高性能ビデオカード「Radeon R9 Fury X&Furyの実力に迫る!」、興味はあるけど、どうすればいいのか分からないというあなたに実際の乗り換え手順をご紹介!「安くて!速くて!自由に選べる!初めての格安SIM」、光る!回る!!ただのファンでも製品ごとに結構違う「個性いろいろ、選ぶ楽しみ 特選ケースファンギャラリー22」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。

 今号の特別付録は「最新ビデオカードカタログ 2015」 AMD Radeon&NVIDIA GeForce搭載の現行製品が勢揃い!


-Z170マザーボードカタログ ~Micro-Star International編~-


Z170マザーボードカタログ~Micro-Star International編~

Micro-Star International
Z170A GAMING M7

■高性能という言葉がすべてに当てはまる1枚

LGA1151 / Intel Z170 / ATX

 MSIのハイエンドゲーマー向けシリーズ「Enthusiast GAMING」の上位モデルだけあり充実した機能が魅力。

 サウンドとネットワーク機能が充実しているのはもちろんのこと、M.2(PCI Express 3.0 x4接続対応)スロットを2基搭載しており、高速PCI Express SSDでRAID 0を構築できるなどストレージ機能も充実している。自動オーバークロック(OC)用ボタンをオンボード搭載するなどOC向け機能が充実しているのも注目点。

 Skylakeの性能を余すことなく引き出したい人のための1枚だ。

Specification
●対応CPU:Core i7/i5●メモリスロット:PC4-28800 DDR4 SDRAM ×4(最大64GB)●ディスプレイ:DisplayPort×1、HDMI×2●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×4●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×2、SATA Express×2、SATA 3.0×2、USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×6、USB 2.0×7● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:36,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

 
M.2スロットを2基搭載 RAID 0/1に対応
主な機能 M.2(PCI-E 3.0 x4対応):2 / U.2:- / USB 3.1 Type-A:1 / USB 3.1 Type-C:1
PCI-E 3.0 x4接続とSATA 3.0接続に対応したM .2スロットを2基搭載。PCI Express接続のM.2 SSDを2台用いて、RAID 0またはRAID 1を構築することができる
LANコントローラは最新のKiller E2400
UEFIも使いやすく
LANコントローラには、大会でしのぎを削るゲーマー向けに開発されたというQualcomm Atherosの最新コントローラ「Killer E2400」が採用されている
UEFIセットアップは、従来のモードに加え、主要設定項目がまとめられた「EZ Mode」が新設されており、以前より使い勝手がよくなった

7段階の自動OCができるGAME BOOST

ダイヤルスイッチで段階的に自動OCを試せる
基板上に用意されたGAME BOOSTスイッチ。ダイヤルを回して7段階の自動OCを行なうことができる

 本機は、自動OC機能「GAME BOOST」を搭載しており、基板上に用意されたダイヤルスイッチで7段階の自動OCを行なうことができる。

 Core i7-6700K(4GHz)の場合は、ダイヤルがSet1で4.3GHz、Set2で4.4GHz、Set4で4.59GHz、Set6で4.69GHz、Set8で4.8GHz、Set10で4.9GHz、Set11で5GHzにOCされ、MSIによると各種電圧なども自動で変更されると言う。

Micro-Star International
Z170A GAMING PRO

■ヒカリモノギミックも楽しい高コスパゲーミングモデル

LGA1151 / Intel Z170 / ATX

 本機は、コストパフォーマンスを重視する人向けのゲーミングモデルだ。

 上位モデルのGAMING M9、M7、M5と比べると特筆するようなハデな機能はないものの、ゲーミングモデルらしく、サウンド、LAN機能は堅実に強化されており、サウンドやネットワーク、マウスやキーボードの設定が行なえるゲーマー向けアプリも多数付属する。

 USB 3.1やM.2などの最新機能もきちんと押さえられているので、できるだけ低コストでゲームPCを作成したい人に適している。

Specification
●対応CPU:Core i7/i5●メモリスロット:PC4-28800 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×3、PCI×1●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×1、SATA Express×1、SATA 3.0×4、USB 3.1(Type-A)×2、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:25,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

 
高音質を実現するAUDIO BOOST 3
主な機能 M.2(PCI-E 3.0 x4対応):1 / U.2:- / USB 3.1 Type-A:2 / USB 3.1 Type-C:-
分離基板やEMIシールドによるノイズ対策や日本ケミコン製オーディオ用コンデンサ、ヘッドホンアンプの搭載などによる高音質化のための工夫がなされている
Type-AのUSB 3.1ポートをバックパネルに2基装備
物理スイッチはないが自動OCもできる
USB 3.1ポートはType-Aコネクタを2基装備。マザーによってはUSB 3.0のType-Cコネクタを装備するものもあるが、本機はType-Cコネクタを装備していない
上位機種と違い、基板上に自動OC用のGAME BOOSTスイッチを搭載していないが、付属アプリの「COMMAND CENTER」にGAME BOOST機能が用意されており、自動OCを行なうことができる

自分好みの色でボードを彩る

ボードを光で彩るMystic Light機能
ボード端のLEDは光の色や点滅パターンを付属アプリ「GAMING APP」で自分好みにカスタマイズすることができる

 本機のボード端とサウンド部にはLEDが搭載されている。

 ボード端のLEDは、付属のWindowsアプリ「GAMING APP」で、色や光るパターンを設定することが可能で、自分好みの光でボードを彩ることができる。ヒカリモノが好きな人は要注目だ。

Micro-Star International
Z170A XPOWER GAMING TITANIUM EDITION

■OC向け機能を満載したスペシャルモデル

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
主な機能 M.2(PCI-E 3.0 x4対応):2 / U.2:- / USB 3.1 Type-A:2 / USB 3.1 Type-C:-

 MSIのOC/ゲーマー向けシリーズの1枚。

 リアルタイムにクロックや倍率を変更できる機能や各種電圧を計測できる機能などを搭載し、本格的なOC用途にも応えてくれる。

Specification
●対応CPU:Core i7/i5●メモリスロット:PC4-28800 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:DisplayPort ×1、HDMI ×2●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×3(x16/-/-、x8/-/x8、x8/x4/x4で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×3●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×2、SATA Express×2、SATA 3.0×4、USB 3.1(Type-A)×2、USB 3.0×7、USB 2.0×7● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:54,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

Micro-Star International
Z170A GAMING M9 ACK

■本格的サウンド機能を搭載した高級ゲーミングモデル

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
主な機能 M.2(PCI-E 3.0 x4対応):2 / U.2:- / USB 3.1 Type-A:1 / USB 3.1 Type-C:1

 MSIのゲーミングシリーズの最上位。

 注目は単体USB DAC並みのサウンド機能を搭載している点。さらにゲーマー向け機能に加えて、OC向け機能も充実。

Specification
●対応CPU:Core i7/i5●メモリスロット:PC4-28800 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:DisplayPort×1、HDMI×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×3●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×2、SATA Express×2、SATA 3.0×2、USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×6、USB 2.0×5● LAN:1000BASE-T×1、無線LAN(IEEE802.11a/ac/b/g/n)×1●そのほか:Bluetooth v4.1●実売価格:42,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

Micro-Star International
Z170A GAMING M5

■サウンドとLANを強化

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
主な機能 M.2(PCI-E 3.0 x4対応):2 / U.2:- / USB 3.1 Type-A:1 / USB 3.1 Type-C:1

 最新のKiller E2400を搭載するなどネットワーク機能とサウンド機能が強化されたゲーミングモデル。

 ゲーマー向けのユーティリティなども付属する。

Specification
●対応CPU:Core i7/i5●メモリスロット:PC4-28800 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×4●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×2、SATA Express ×2、SATA 3.0×2、USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:29,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

Micro-Star International
Z170A KRAIT GAMING

■コストパフォーマンスの高いゲームPCに

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
主な機能 M.2(PCI-E 3.0 x4対応):1 / U.2:- / USB 3.1 Type-A:2 / USB 3.1 Type-C:-

 毒ヘビ「KRAIT」の名を冠したモデルはZ100シリーズでも健在。

 モノトーン配色の基板に、標準よりもちょい上のサウンド機能やLAN機能を搭載したハイコストパフォーマンスモデルだ。

Specification
●対応CPU:Core i7/i5●メモリスロット:PC4-28800 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×2(x16/-、x8/x8で動作)、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0 x1×3、PCI×1●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×1、SATA Express×2、SATA 3.0×4、USB 3.1(Type-A)×2、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:24,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能

Micro-Star International
Z170A PC MATE

■旧マシンを効果的にリフレッシュ

LGA1151 / Intel Z170 / ATX
主な機能 M.2(PCI-E 3.0 x4対応):1 / U.2:- / USB 3.1 Type-A:2 / USB 3.1 Type-C:-

 比較的低価格ながらUSB 3.1など、現行マザーでニーズの高い機能は押さえられている。

 PCIスロットを2本搭載するので旧マシンのリプレース用にも適す。

Specification
●対応CPU:Core i7/i5●メモリスロット:PC4-25600 DDR4 SDRAM×4(最大64GB)●ディスプレイ:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット:PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x4(x16形状)×1、PCI-E 3.0×3、PCI ×2●主なインターフェース:M.2(PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続)×1、SATA Express ×1、SATA 3.0×4、USB 3.1(Type-A)×2、USB 3.0×6、USB 2.0×4● LAN:1000BASE-T×1●実売価格:18,000円前後
PCI-E= PCI Express、SATA= Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能


【問い合わせ先】

Micro-Star International:web-jp@msi.com(エムエスアイコンピュータージャパン)/http://jp.msi.com/


[Text by 滝 伸次]


DOS/V POWER REPORT 2015年10月号は2015年8月29日(土)発売】

★第1特集「システム一新でヌルサク環境をこの手に! ド本命登場!Skylake K」
★第2特集「NVMe対応モデルが超速い!500GBオーバーの大容量モデルが超安い! とにかく今、SSDが欲しい!!」
★特別企画「新世代メモリ“HBM”採用で次のステージへ Radeon R9 Fury X&Furyの実力に迫る!」「安くて!速くて!自由に選べる!初めての格安SIM」「個性いろいろ、選ぶ楽しみ 特選ケースファンギャラリー22」
★連載「最新自作計画」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」

★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 特別付録小冊子「最新ビデオカードカタログ 2015」(紙版のみ別途付録、電子版では本誌末尾に収録)
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
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(AKIBA PC Hotline!編集部)