パワレポ連動企画

電源選びのポイントを再確認 ~電源再入門 その2~

【自作PC再入門(35)】

DOS/V POWER REPORT 2016年5月号

 こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年5月号」の総力特集「10年前、5年前とはもはや別物! もう一度、PCをイチから作る。」を掲載する。

 第35回目では電源の選び方について解説する。前回説明したとおり、通常電源は50%出力の際に最も高い効率で動作することを念頭に置いて出力を選ぼう。

 本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年5月号は全国書店、ネット通販にて3月29日(火)に発売。総力特集のほか、コストパフォーマンスに優れたCPUクーラー定番のブランドを比較「超ハイコスパブランド品のデスマッチ! サイズ製CPUクーラー最強位決定戦」、ここの予算を抑えて別のパーツに回したいのが人情「このご時世、ここでコストを抑えたい アンダー1万円で探すお買い得電源」、サービス内容を確認して用途に合ったものを選ぼう「“どれでも一緒”は損します フォトストレージ、どれ使ってる?」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。

 今号の特別付録は2大小冊子。そのままでも、アレンジしても大満足!最新パーツはこう組み合わせろ!!「即戦力・自作PC作例集」と便利な資料、豆知識、自作カレンダーなどをいつも手元に「自作手帳2016 Googleカレンダー対応版」だ。


-もう一度、PCをイチから作る。-
電源選びのステップを再確認~電源再入門 その2~


電源選びのステップを再確認
まずは出力で候補を絞り、付加価値は予算と相談

電源再入門 1. 必要な出力はPCの消費電力の2倍がベスト

 電源選びでは、まずPCの消費電力を見積もり、出力を決めて製品候補を絞り込み、その後にプラグイン方式や準ファンレスといった付加価値をコストとともに検討していくというステップがよい。

 出力は、PCパーツの中でも消費電力の大きなCPUとGPUを軸に見積もる。これらはメーカーのWebサイトに消費電力の目安となるTDPが記載されているが、まずは表に挙げる実例を参考にしてほしい。一昔前のゲームP Cには700W、800Wといった電源が求められていたが、現在はアッパーミドルクラスのGeForce GTX 970を搭載するシステムでも550Wで十分。高価な大出力のモデルを意味なく買わないよう気を付けたい。

電源ユニット選びの決め手

 電源に必要な出力が、なぜシステム全体の消費電力の倍なのか。それは最大の消費電力時に、電源の変換効率がもっとも高くなるようにするためだ。消費電力が小さいアイドル時なら、変換効率が多少悪くても、ロスは小さい。また、消費電力の大きい上位のビデオカードなどに換装する際にも対応できる。

システム全体の消費電力から電源に必要な出力を見きわめる
基本は消費電力の倍。ただし最大消費電力が200W未満のシステムでは、理論上ベストの400W以下の製品の選択肢が極端に少ない。ロスも小さいことから450Wクラスが妥当だ
プラグイン
準ファンレス
プラグイン式のケーブルは、そのPCに必要なケーブルのみ接続すればよく、不要なケーブルを接続せずにすむため、ケース内をスッキリとまとめることができる
負荷率が低く電源内部の温度が低い状態のときに、ファンの回転を止めることができる準ファンレス機能を搭載する製品は、静音性を追求する際の強い味方だ
あなたの電源はまだ使える?

[Text by 石川ひさよし]


DOS/V POWER REPORT 2016年5月号は3月29日(火)発売】

★総力特集「10年前、5年前とはもはや別物! もう一度、PCをイチから作る。」
★特別企画「超ハイコスパブランド品のデスマッチ! サイズ製CPUクーラー最強位決定戦」「このご時世、ここでコストを抑えたい アンダー1万円で探すお買い得電源」「“どれでも一緒”は損します フォトストレージ、どれ使ってる?」
★連載「最新自作計画 ~ガラスとLEDで“内部を見せる”マシン~」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録「そのままでも、アレンジしても大満足!最新パーツはこう組み合わせろ!! 即戦力・自作PC作例集」「自作手帳2016 Googleカレンダー対応版」(雑誌のみ別途付録、電子版では本誌巻末に収録)

★ 雑誌を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
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(AKIBA PC Hotline!編集部)