COMPUTEX AKIBA出張所

MSIが本格的なゲーミングディスプレイを開発、G-SYNC対応にウルトラワイド、RGB LED搭載機も

ガラスパネル採用のゲーミングPCも(COMPUTEX AKIBA出張所 / MSI デスクトップPC、ディスプレイ編)

 PC/IT関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2018」が、6月5日~6月9日(現地時間)の日程で台湾で開催されている。

 詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。

 いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ。

ウルトラワイド湾曲液晶ディスプレイや超高速液晶ディスプレイなどユニークな製品を展示

 MSIといえば、マザーボードやビデオカードだけでなく、ノートPCやデスクトップPC、液晶ディスプレイ、ゲーミングデバイスなど、さまざまな製品を開発している総合PCメーカーとしてのイメージが強くなっている。

 COMPUTEXでも、MSIは毎年巨大ブースを構えており、マザーボードやビデオカードはもちろん、ノートPC、デスクトップPC、液晶ディスプレイ、ゲーミングデバイスまで数多くの製品を展示している。ここでは、その中からデスクトップPCと液晶ディスプレイ関連の注目したい展示や製品を紹介する。

 MSIブースのデスクトップPC、液晶ディスプレイエリアには、ガラスサイドパネルを採用したスリムデスクトップPCやウルトラワイド湾曲液晶ディスプレイ、超高速ゲーミング液晶ディスプレイなどの個性的な製品が展示されていた。今後は液晶ディスプレイの分野でも存在感を発揮することになりそうだ。



49型でウルトラワイドな湾曲液晶ディスプレイ「Optix MAG491C」、解像度はフルHD×2

アスペクト比32:9の49型ウルトラワイド湾曲液晶ディスプレイ「Optix MAG491C」。解像度は3,840×1,080ドットで、フルHD液晶を横に2枚並べた解像度となる
Optix MAG491Cを上から見たところ。曲率は1,800Rであり、一般的な液晶ディスプレイの視聴距離から見て、しっくりくるカーブとなっている

 MSIブースに展示されていた液晶ディスプレイの中でも、最も注目を集めていたのが、49型ウルトラワイド湾曲液晶ディスプレイ「Optix MAG491C」。

 Optix MAG491Cの解像度は3,840×1,080ドットで、アスペクト比は32:9の超横長ディスプレイだ。湾曲の曲率は1,800Rであり、レースゲームやフライトシミュレーターなど、複数ディスプレイに対応したゲームに最適だ。ディスプレイを複数並べると継ぎ目が気になるが、本製品なら継ぎ目のないウルトラワイド表示を実現できるので、ゲームの世界に、深く没入することができる。

 解像度は1,920×1,080ドットのフルHDを2枚横に並べたものと同じであり、比較的サポートされやすい解像度となっている。リフレッシュレートは最高144Hz対応で、応答速度も4msと高速だ。また、HDR400にも対応し、AMD FreeSync 2もサポートする。

 入力端子はHDMI×3とDisplayPortで、HDMI経由でもHDRとFreeSync 2に対応する。今回の出展は参考出品という位置付けであり、発売時期や価格などは未定とのことであった。

特に狭額縁とうたっているわけではないが、額縁部分も比較的狭い
Optix MAG491Cの背面、スタンドの支柱は円筒形で、上部が赤く光るようになっている
Optix MAG491Cの側面

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ゲーム機風デザインの「Trident」にガラスパネルモデルが登場

ゲーミングデスクトップPCの新製品「Trident A」。右サイドパネルがガラスになっており、内部が透けてみえる。第8世代のCore i7-8700とGeForce GTX 1080 Tiを搭載
右サイドパネルを開けたところ。展示品はサイドパネルがヒンジであくようになっていた

 ゲーミングデスクトップPCの新製品として、ゲーム機風デザインのスリムPC「Trident」のガラスパネル採用モデル「Trident A」が展示されていた。

 Trident Aは、右サイドパネルがガラス製であり、内部が透けて見えるようになっている。CPUやGPUなどのスペックはいくつかのモデルが用意されるようだが、最高で第8世代のCore i7-8700とGeForce GTX 1080 Tiの搭載が可能だ。

 ストレージも豪華仕様で、2.5インチSSD/HDDを2台とM.2 SSDを2基(1つはOptaneメモリにも対応)搭載可能。ユーザーの手によるパーツ交換も認められており、LED搭載パーツでライトアップしたり、アップグレードもできる。

 発売は2018年末を予定しており、日本でも同時期に投入されるとのこと。価格は未定。

Trident Aの左側面。こちら側はガラスではなく、上部の一部が通気性を高めるためにメッシュとなっている
内部に光るファンやCPUクーラーなどを取り付ければ、ガラスから透けて見える
上面にも排熱のためのスリットが設けられている

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応答速度0.5msでG-SYNCt対応の超高速ゲーミング液晶「Oculux NXG251」

応答速度0.5msを実現した超高速ゲーミング液晶ディスプレイ「Oculux NXG251」。リフレッスレートは最高240Hz対応で、業界最速を誇る
Oculux NXG251の背面。NVIDIA G-Sync対応で、背面にも光るG-SYNCロゴがあるほか、左側の部分の発光色や発光パターンを自由にカスタマイズできる

 MSIの液晶ディスプレイの中でも、ハイエンド製品として位置づけられるのが24.5型ゲーミング液晶ディスプレイ「Oculux NXG251」。

 Oculux NXG251は、0.5msという業界最速レベルの応答速度を実現し、NVIDIA G-SYNCにも対応するため、ティアリングのない美しく滑らかな表示が可能だ。

 解像度は1,920×1,080ドットで、狭額縁設計を採用。リフレッシュレートは最高240Hz対応で、業界最速を誇る。担当者によれば、プロゲーマーなどコンマ何秒の世界を争う人に向けた製品であり、0.5msという高速な応答速度を実現できた理由は、現時点で最速クラスのAUO製TNパネルを採用したためとのことだ。

 背面には発光する部分があり、発光色や発光パターンも自由にカスタマイズできるほか、3ポートのUSBハブとしての機能も備える。発売は2018年末の予定で、価格は未定とのこと。

額縁部分が狭いことも魅力だ
Oculux NXG251の側面。USB端子が3基用意されており、USBハブとしても利用できる
Oculux NXG251のスペック。全てにおいて最高を目指したゲーミングディスプレイである

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背面イルミネーション搭載の27型湾曲液晶ディスプレイ「Optix MAG271CR」

27型湾曲液晶ディスプレイ「Optix MAG271CR」。リフレッシュレートは最高144Hz対応で、AMD FreeSyncに対応する
Optix MAG271CRの背面。イルミネーションが派手に発光する。発光色や発光パターンは自由にカスタマイズできる

 27型湾曲液晶ディスプレイ「Optix MAG271CR」は、リフレッシュレート最高144Hzに対応し、応答速度も1msと高速なことが魅力だ。AMD FreeSyncに対応し、ティアリングを防げるほか、OSDによりゲームに応じた最適な設定を行うことが可能。

 入力端子としては、HDMI×2とDisplayPortを備えている。背面にイルミネーションが搭載されており、その発光色や発光パターンをユーティリティの「Mystic Light」により、自由にカスタマイズできる。イルミネーションは音に連動して光るモードも備えているという。

 また、左側にヘッドセットをかけるためのスタンドが飛び出すギミックも装備している。発売は6月末か7月の予定で、価格は未定。

音に連動して動くイルミネーション機能も搭載
左側にはヘッドセットをかけるためのスタンドが内蔵されている
ヘッドセットをかけてみたところ。使わない際には、場所をとらずに収納できるので便利だ

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ゲーミングPCは第8世代Core i搭載モデルにアップデート、派手な背面イルミネーション付き液晶もデモ

 そのほか、最新の第8世代Core iを搭載したゲーミングデスクトップPCのマイナーチェンジモデルや下部と背面にイルミネーション搭載液晶も展示されていた。

第8世代のCore i7-8700とGeForce GTX 1070を搭載したゲーミングデスクトップPC「Trident 3 8th」
第8世代のCore i7-8700とGeForce GTX 1070 Tiを搭載したゲーミングデスクトップPC「Infinite A 8th」
第8世代のCore i7-8700とGeForce GTX 1080を搭載したゲーミングデスクトップPC「Aegis 3 8th」
第8世代のCore i7-8700とGeForce GTX 1070を搭載したゲーミングデスクトップPC「Nightblade MI3 8th」
フルHD液晶一体型PCのPRO 24X 7M、モバイルCPU搭載モデルで本体サイズは23.8インチ
小型PCのCubi 3 Silent S、モバイルCPU搭載でファンレス仕様
下部と背面にイルミネーションを搭載した27型湾曲液晶ディスプレイ「Optix MPG27C/CQ」
Optix MPG27C/CQの背面。このように派手に点灯する

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[制作協力:MSI]