COMPUTEX AKIBA出張所

MSI本気の薄型ビジネスノートPCが登場、ゲーミングPCのノウハウを活用!

ゲーミングノートに最適化された「Androidエミュレータ」も (COMPUTEX AKIBA出張所 / MSI ノートPC編)

 PC/IT関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2018」が、6月5日~6月9日(現地時間)の日程で台湾で開催されている。

 詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。

 いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ。

ビジネスノートPCからゲーミングノートPC、ワークステーションまで充実したラインナップ

 MSIといえば、高性能なマザーボードやビデオカードのベンダーとして人気だが、最近はゲーミングノートやデスクトップPC、液晶ディスプレイ、ゲーミングデバイスなどでも存在感を増している。

 COMPUTEXでも、MSIは巨大ブースを毎年設置。マザーボードやビデオカード、ノートPCはもちろん、デスクトップPC、液晶ディスプレイなど数多くの製品を展示している。今回は、その中からノートPC関連の注目したい展示や製品を紹介する。

 さて、今年のMSIブースのノートPCエリアは、「Thin」がテーマ。つまり、薄型ゲーミングノートPCや薄型ビジネスノートPCなどが主役というわけだ。

 そして、特に注目を集めていたのが、新製品の薄型ビジネスノートPCで、これは「ゲーミングノートの開発で得たノウハウや技術を盛り込んだ“MSI本気のビジネスノートPC”」なのだという。そのほかでは、ゲーミングノートPCのエントリーモデルの展示や、スマートフォンのゲームをノートPCで遊ぶためのAndroidエミュレーターのデモなどがおこなわれていた。



MSI本気の薄型ビジネスノートPC「PS42」ゲーミングノートのノウハウを投入

MSIの薄型ビジネスノートPC「PS42」。狭額縁設計で、13.3型クラスの筐体に14型液晶を搭載。第8世代Core i7とGeForce MX150を搭載し、厚さは15.9mm、重さはわずか1.19kgである
PS42の筐体はアルミニウム合金製で、ヘアライン加工により高級感を演出。シルバーカラーも落ち着いた印象を受ける。MSIロゴのプリントも控えめだ

 今回、MSIが強く推していたのが、14型液晶を搭載した薄型ビジネスノートPC「PS42」。

 MSIのゲーミングノートPCは、その性能や機能性に定評があるが、そこで得たノウハウや技術を注ぎ込んで誕生したのがこの製品。MSIいわく”本気の薄型ビジネスノートPC”と言うべきえるほどの力の入れようなのだという。

 特にこだわったのは狭額縁で、13.3型クラスの筐体に14型フルHD液晶を搭載。冷却機構としてゲーミングノートPCでも使われている「Cooler Boost 3」を採用、高い冷却性能と静音性を両立させている。筐体はアルミニウム合金製で、最厚部15.9mm、重さ1.19kgと、携帯性は十分といえる。さらに、タッチパッドの左上に指紋センサーを搭載、ビジネス利用が意識されている。

 搭載CPUは第8世代のCore i7で、GPUはGeForce MX150。デザインもシックで高級感があり、インターフェースもUSB 3.1 Type-C×2、USB 3.0×2、HDMI出力、ヘッドセット端子、SDカードスロットと充実。非常に完成度の高い製品だ。

 日本では、英語キーボードモデルが7月頭からAmazonで購入できるようになる予定で、その後、7月中旬から日本語キーボードモデルが量販店などで販売される予定のこと。価格は日本語キーボードモデルが12~13万円程度の見通し。また、ブースには台数限定のリミテッドエディションが展示されていたほか、上位GPU搭載モデルも検討中とのことだ。

狭額縁設計のため、Webカメラは液晶上部ではなく、下部に実装されている
インターフェースも充実。右側面にはSDカードスロットとUSB 3.1 Type-C、USB 3.0×2が用意されている
台数限定のリミテッドエディションには、木製ケースとスリーブケースが付属する

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エントリークラスのゲーミングノートPCが新登場「MSIのノートPC」の知名度向上でロゴが小さく?

エントリークラスのゲーミングノートPC「GF63」。こちらも狭額縁設計であり、15.6型液晶モデルとしてはフットプリントが小さい。キーボードのイルミネーションは赤色のみとなっている
GF63の天板。以前に比べて、MSIのドラゴンロゴが控えめになっているが、ノートPC分野でのMSIの知名度が向上したため、大きなロゴをあしらう必要がなくなったためだ

 もうひとつの新製品が、エントリークラスの15.6型液晶搭載のゲーミングノートPC「GF63」だ。

 CPUは第8世代Core Hプロセッサで、メモリは最大32GBまで搭載可能。GPUは、GeForce GTX 1050またはGeForce GTX 1050 Tiを搭載する。エントリークラスということで、キーボードのフルカラーイルミネーションは省略され、赤色のみのイルミネーションとなっている。こちらもPS42と同じく狭額縁設計かつ薄型であり、15.6型液晶モデルとしてはフットプリントが小さい。液晶パネルについてはTNモデルとIPSモデルが用意されている。

 ちなみにこの製品は、以前に比べて、天板のMSIのドラゴンロゴが目立たなくなっているが、これは、「ノートPCでのMSIの知名度が向上したため、大きなロゴをあしらってアピールする必要性がなくなった」(担当者)ためだそう。MSIのノートPCは確かに国内でも存在感が上がっており、なかなか興味深い理由と言える。

 GF63も、日本では8月中旬から発売される予定で、価格は15~16万円前後。

GF63の底面。左右非対称でX字が浮かび上がるデザインとなっている
左側面には、USB 3.0が用意されている
右側面には、右側面にヘッドフォンジャックとマイクジャック、USB 3.0×2、USB 3.1 Type-C×1、Gigabit Ethernetポートが用意されている

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ゲーミングノートならではのAndroidエミュレータ??ノートPCでスマートフォンの人気ゲームを快適に遊べる「MSI APP PLAYER」

「MSI APP PLAYER」はAndroidエミュレーターであり、最新のスマートフォンのゲームを快適に遊ぶことができる
MSI APP PLAYERではゲームの操作をキーボードから行うが、キーボードイルミネーションにより利用するキーを光らせることができる

 今回のブースでは、MSIが開発中の「MSI APP PLAYER」が、大きなスペースを割いてデモされていた。

 MSI APP PLAYERは、Androidのエミュレーターで、最新のスマートフォンのゲームを同社のゲーミングノートPCで快適に遊ぶために開発されたもの。

 というのも、MSIのゲーミングノートPCユーザーのほとんどが、スマートフォンでもゲームをプレイしており、「スマートフォンの狭い画面ではなく大画面で快適に遊びたい」というニーズが強かったのだという。

 単なる画面の大きさだけでなく、スマートフォンでよくある「操作のための指で画面が見にくい」といったことを避けるべく、ゲーム毎に操作をキーボードに割り当てる、といったことができる。また、特にゲーミングPCならではと言えるのが、キーボードイルミネーションとの連動。操作に使用するキーをイルミネーションでガイドすることができる。

 エミュレーターそのものは、Androidエミュレーターの開発で有名なBlueStacksの技術が採用されており、専用のアプリストアも用意。なお、アプリから見ると「Androidそのもの」のため、アプリのアカウントはスマートフォンのものがそのまま使える。

 MSI APP PLAYERのリリース予定は「2018年内」とのこと。

GPUを搭載したゲーミングノートPCなら、最新のスマートフォンゲームも快適にプレイできる
すでに日本語ローカライズも行われており、画面の表示解像度も自由に設定できる
アプリストア機能も用意されており、そこからゲームを入手して追加できる

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「Thin」がテーマのノートPCに今後も注力人気モデル「GS65 Stealth Thin」を引き続きアピール

薄型軽量ゲーミングノートPC「GS65 Stealth Thin」。第8世代Core i7とGeForce GTX 1060/1070を搭載しながら、厚さ17.9mm、重さ1.88kgを実現
本体側面、ゲーミングPCとしてはかなり薄い。

 また、「軽量薄型」がテーマということもあり、4月に発売された薄型軽量ゲーミングノートPC「GS65 Stealth Thin」も展示。注目が集まっていた。

 GS65 Stealth Thinは、第8世代Core i7とGeForce GTX 1060/1070を搭載しながら、厚さ17.9mm、重さ1.88kgを実現した製品で、「日本での人気も高く、ワールドワイドでの反響も大きい」(MSI)なのだという。今年のMSIのゲーミングノートPCの代表作ともいえる製品だが、今後もMSIは「Thin」を合言葉に、薄い・軽い・狭額縁の三拍子揃ったノートPCに注力していくとのこと。

 このほか、今回のブースには展示されていなかったが、2018年9月にも「Thin」コンセプトのゲーミングノートPCの新製品が投入される予定とのことだ。

GS65 Stealth Thinに搭載されている冷却機構「CoolerBoost TRINITY」。3つのファンと4本のヒートパイプが採用されている
Max-QデザインのGeForce GTX 1070を搭載した上位モデルの「GS65 Stealth Thin 8RF」
展示機のスペック

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Core i9搭載ゲーミングノートPCや背面がフルカラーで光るゲーミングノートPCも

 そのほか、Core i9搭載のハイエンドゲーミングノートPC「GT75 Titan」や背面が光るゲーミングノートPC「GE73 Raider RGB」および「GE63 Raider RGB」、モバイルワークステーションなども展示されていた。

第8世代のCore i9とGeForce GTX 1080を搭載した17.3型ハイエンドゲーミングノートPC「GT75 Titan」。SteelSeriesのメカニカルRGBキーボードを搭載する
背面が光る17.3型液晶搭載ゲーミングノートPC「GE73 Raider RGB」。冷却機構として「Cooler Boost 5」を搭載する
背面が光る15.6型液晶搭載ゲーミングノートPC「GE63 Raider RGB」。GE73 Raider RGBの兄弟機であり、背面の発光色は自由に制御できる
18.4型液晶搭載の超弩級ゲーミングノートPC「GT83 Titan」。SteelSeries製キーボードを採用。キーボードが手前に配置されており、右側にタッチパッドが用意されている
モバイルワークステーション「WE73」。XeonとQuadro P3200を搭載しており、ハイエンド3D CADやCAEなどに最適だ
モバイルワークステーション「WS63」。Core i7とQuadro P4200を搭載しながら1.8kgという軽量ボディを実現。液晶は15.6型で、フルHDとUHDを選べる。

そのほか、展示品に関してのご意見:

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[制作協力:MSI]