「液体冷却のOCメモリ」が登場世界最高速の5,531MHzを実現した「SPECTRIX D80」
高速オーバークロックメモリ「SPECTRIX D80」。特殊ジェルとヒートシンクによるハイブリッド冷却採用で、放熱性を高めている SPECTRIX D80のスペック。最高5,000MHz動作対応がうたわれており、RGB LEDを搭載している 自作ユーザーとして興味深いのが、世界最高速の「5,531MHz」というメモリクロックを記録したオーバークロックメモリ「SPECTRIX D80」。
特徴的なのが、液冷と空冷を併用した「ハイブリッド液体空気冷却システム」。これは、「沸点の低い非導電性の液体」を気密パイプ内に封入、空冷用のアルミヒートシンクと組み合わせた冷却システムで、非常に高い放熱性がウリという。メモリチップは選別品で、動作保証は5,000MHz。「5,531MHz」という記録は、これをオーバークロックすることで実現したものだ。
液冷をつかさどる気密パイプは「もちろんガスなどが漏れることはない」(ADATA)仕様で、外見は透明。RGB LEDで照明されており、イルミネーションとしても印象的。発光色や発光パターンについては、独自のXPG RGB SyncアプリやASUS、GIGABYTE、MSI、ASRockのRGB調光ソフトを利用できる。
SPECTRIX D80は、世界最速記録である5,531MHz動作に成功した 実際にSPECTRIX D80を搭載したシステムのデモが行われていた こちらは、4,500MHz動作の「GAMMIX D50」のデモ 【SPECTRIX D80についてどう思いますか?】
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M.2の改良規格「M.3」対応のSSDを展示ホットスワップ対応で、サーバ向けSSDの本命に?
台湾ベンダー初のM.3対応SSD「IM3P33EC」。SMI製コントローラと64層の3D TLC NANDを搭載する IM3P33ECのスペック。シーケンシャルリードは最大3,200MB/s、シーケンシャルライトは最大1,900MB/sだ。容量は240GB/480GB/960GB/1,92TBの4モデルが用意されている 技術的に興味深かったのが、M.2を改良したフォームファクタ「M.3」に対応したSSD「IM3P33EC」。M.3対応のSSDは台湾ベンダー初の製品という。
M.3は、M.2をデータセンター向けに改良したフォームファクタで、基板の幅を30.5mm、長さを110mmに広げることで、一般的なM.2 2280(幅22mm、長さ80mm)の2倍のフラッシュメモリチップを実装できる(端子そのものはM.2と同じ)。機能的には、ホットスワップにも対応している。サーバー向けの機能を備えたことで、サーバー向けの本命と目されており、ブレードサーバーの消費電力低減、省スペース化などが期待されているという。
今回のIM3P33ECは、SMI製コントローラと64層の3D TLC NANDを搭載し、1.92TBを筆頭に、960GB、480GB、240GBの4モデルを用意。速度については、シーケンシャルリードで最大3,200MB/s、シーケンシャルライトは最大1,900MB/sだ。
ブースでは、M.3 SSDに対応したAICのサーバー「FB127-X」も展示されていた。FB127-Xは36基のM.3スロットを備えており、サーバーが稼働中でも簡単にSSDを交換できるように設計されている。
M.3 SSDに対応したAICのサーバー「FB127-X」。M.3スロットを36基備えている FB127-X用のM,3モジュール。IM3P33ECにフレームを装着したものだ M.3はホットスワップが可能な規格であり、サーバーを稼働中にこのように故障が生じたモジュールを交換できる 【IM3P33ECをどう思いますか?】
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スマートスピーカーは「画面付き」でさらに便利に?カメラも搭載
スマートスピーカー「SS03」。繁中語の会話に対応する。前面にカメラが見えるが、これはこの展示会のためにカスタマイズしたモデルで、今のところカメラ搭載モデルの計画は未定とのことだ。 液晶を備えたスマートスピーカー「SS04」。英語の会話に対応する。天気予報なども表示で確認できるので便利だ ADATAの今年の挑戦、といえるのがスマートスピーカーだ。今回は4製品を展示していたが、特に注目したいのが液晶ディスプレイを備えた「SS04」。
スマートスピーカーは、音声で指示した内容を音声で受け取るが、音声の返答だけだと聞き逃したり覚えきれない場合もあり、「ならばディスプレイもあったほうがいいだろう」というわけだ。音声に加えて、文字や映像でも結果を表示してくれるので、いつでも見直すことができて便利だ。例えば料理のレシピなどを表示しておくにもよさそうだ。
OSはAndroidで、画面サイズは8インチ。展示機には試験的にカメラ搭載したモデルも用意されていた。
現在は、英語版と中国語版の2タイプだけで、まずは台湾と中国で販売する予定だが、2019年には日本語版を開発。日本でも発売する予定とのことだ。
スマートスピーカー「SS01」。英語の会話に対応する。リチウムイオン電池搭載で、AC電源のないところでも利用できる スマートスピーカー「SS02」。簡中語の会話に対応する。コンパクトで場所をとらない。こちらもリチウムイオン電池を搭載する 昨年発表されたロボット「Moonbobo」も展示されていた。中国では人気があるとのことだ。音声操作対応なので、ある意味スマートスピーカー的なアイテムと言える 【SS04をどう思いますか?】
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外付けポータブルHDDのラインナップも充実、薄型でより扱いやすく
外付けポータブルHDDの新製品「HV300」。薄型デザインが特徴で、ショックセンサーによる防護機能も搭載している。カラーバリエーションは4色あり、1TBから5TBまでの製品が用意されている HV300は、厚さが1TB/2TBモデルはわずか10.3mm、4TB/5TBモデルでも19mmとスリムなので、携帯しやすい ADATAが最近、再び注力しているのは外付けポータブルHDDなのだという。
具体的には、デザインをスタイリッシュに刷新し、カラーバリエーションも増加。表面仕上げや質感、細かなデザインにもこだわることで、より多くの層に使ってもらえることを意識しているという。
また、こうしたHDDは、テレビの録画用HDDとして使われることも多いため、各社テレビとの互換性確認作業も進めているそうだ。
5TBなどの大容量ポータブルHDDも登場しており、「気が付かない間にいろいろ変わっている」製品ジャンルともいえそうだ。
スタイリッシュなデザインの外付けポータブルHDD「HV620S」。エッジが少し盛り上がるデザインになっており、表面に傷がつくことを防いでいる スリムな外付けポータブルHDD「HC660」。厚さはわずか9.6mmしかなく、スーツの胸ポケットなどにも気軽に入れられ 耐衝撃性を重視し、筐体の一部にゴムを採用した外付けポータブルHDDも多数展示されていた 【ADATA製のポータブルHDDをどう思いますか?】
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