買ってみたらこうだった!

2TB/9.5mm厚の2.5インチHDD 「ST2000LM003」を買ってみた

「ST2000LM003(HN-M201RAD)」

 常用PCの3.5インチHDDレス化を着々と進行している久保です。今回、2TB/9.5mm厚の2.5インチHDD「Seagate ST2000LM003」を購入してみました。

 2.5インチHDDは、1台あたりの最大容量やコストパフォーマンスでは3.5インチHDDに劣りますが、省スペース性や、動作時でも振動が少なく静音といった点は3.5インチHDDよりも有利。12.5mm厚であれば以前から2TBモデルが有りましたが、どうせ買うなら汎用性の高い9.5mm厚を選びたいところ。

 個人的に3.5インチHDDの振動音が苦手なので、2.5インチHDDの大容量モデルは待ちに待った製品だったりします。

SAMSUNG「SPINPOINT」シリーズの流れを汲むモデル

 ST2000LM003ですが、製品のラベルにはSeagateとSAMSUNGの2メーカーの名が記載されており、モデル名も「ST2000LM003」(Seagate型番)と「HN-M201RAD」(SAMSUNG型番)が併記されていたりと若干ややこしいことになっています。シリーズ名も「Momentus」と「SPINPOINT」の両方が記載。

 Seagateのサイトでは「Spinpoint M9T」と記載されているので、一応、SAMSUNG「SPINPOINT」の流れを汲むモデルではあるようです。

表面
側面
端子部分
裏面
厚み
CrystalDiskInfoによるステータス


SAMSUNGの9.5mm厚/1TB HDD「HN-M101MBB」と比較、速度が若干向上

 ST2000LM003の旧モデル的なポジションの製品、9.5mm厚/1TBの2.5インチHDD「SAMSUNG HN-M101MBB」と比較してみました。

HN-M101MBB(右)との比較

 表面のデザインはSAMSUNG製ドライブと結構変わりましたが、裏面のデザインはどことなくSAMSUNGのドライブに近いような気がします。

 HN-M101MBBとデータシート上の数値を比較すると、速度は若干向上、重量は若干増えているようです。ST2000LM003の最大転送レートは169MB/s、HN-M101MBBは145MB/s。ST2000LM003の重量は130g、HN-M101MBBは107g。

 ちなみに、消費電力はリードライト時2.3W/アイドル時0.7Wと2モデルでほぼ変わりませんが、スタンバイ時とスリープ時はST2000LM003の方が0.02Wほど省電力のようです。

CrystalDiskMarkの結果
ST2000LM003
HN-M101MBB

 実際にベンチマークで比較してみると、データシート通りST2000LM003の方が速く、性能は若干向上しているようです。容量増加のために性能が犠牲になったりはしていないようなので、まずまずといったところでしょうか。

 ちなみに、筆者宅の総データ量は1.78TBほどで、ST2000LM003にちょうど収まるくらいの容量。メインPCのデータ置き場として使うつもりですが、ST2000LM003をHDDケースに入れれば全データを手軽に携帯することもできるので、いろいろと重宝することになりそうです。

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