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PCと人との一体化、重量4.9kgのバックパックPC「VR GO」が発売

実売35万円、店頭デモもスタート

 VR向けのZOTAC製バックパック型PC「VR GO(ZBOX-VR7N70-W2B-J)」が発売された。2基のバッテリーを装着することで、電源ケーブル無しで最長2時間のゲームプレイが可能。重量は約4.9kg。

 店頭価格は税込349,500円前後。販売ショップはツクモパソコン本店ドスパラ秋葉原本店パソコンショップ アーク

プレイヤーとPCが一体化、Core i7-6700TやGeForce GTX 1070、メモリ16GBなどを搭載

 VR GOは、4コア/8スレッドCPUのCore i7-6700Tや、GeForce GTX 1070(GDDR5 8GB)、Windows 10 Home 64bitを搭載した完成PC。メモリはDDR4 16GB、ストレージはM.2 SATA SSD 240GB。

 VR向けのPCで、バックパックのように背負えるのが特徴。VR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)でゲームプレイなどをする際、PCとの接続ケーブルによってプレイヤーの動く範囲が制限されるが、VR GOではプレイヤーとPCとを「一体化」できるので、こうした心配が無くなる。

 PCはバッテリー動作に対応し、電源ケーブルを接続せずに使用可能。付属のリチウムイオンバッテリー2個を装着することで、最長2時間動作する。なお、ACアダプタも付属している。

 本体サイズは410×270×76mmで、A4サイズに対応したバックパックに近い。ショルダーストラップのほか、ウエストベルトを備えており、楽に背負える。重量は約4.9kg(バッテリー、ストラップ装着時)。

 ショルダーストラップとベルトはPCから取り外すことが可能。外せばスリムなデスクトップPCとして使える。

 搭載インターフェイスはDisplayPort 1.3×2、HDMI 2.0×3、Gigabit Ethernet×2、USB 3.0×6、SDカードリーダー×1、ヘッドホン端子×1、マイク端子×1、ACアダプタ端子×1、DC 12V出力端子×2。DC出力端子はVR HMDへの電源供給用で、HTC Viveなどに対応する。上記のうち、HDMI 2.0×1、USB 3.0×2、DC 12V出力端子×1は本体上面に装備されており、上面にもVR HMDを接続できる。なお、同時に映像出力できるのは4画面まで。

 このほか、11ac無線LAN、Bluetooth 4.2が装備。メモリは32GBまで搭載可能。2.5インチHDD/SSDスロット(6Gbps SATA対応)も備え、ストレージを拡張できる。

 付属品はリチウムイオンバッテリー(95Wh、2個)、充電用ドック、ACアダプタ、電源ケーブル、OSリカバリーDVDなど。

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店パソコンショップ アークツクモパソコン本店]

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