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PCと人との一体化、重量4.9kgのバックパックPC「VR GO」が発売
実売35万円、店頭デモもスタート
2016年12月10日 00:00
VR向けのZOTAC製バックパック型PC「VR GO(ZBOX-VR7N70-W2B-J)」が発売された。2基のバッテリーを装着することで、電源ケーブル無しで最長2時間のゲームプレイが可能。重量は約4.9kg。
店頭価格は税込349,500円前後。販売ショップはツクモパソコン本店、ドスパラ秋葉原本店、パソコンショップ アーク。
プレイヤーとPCが一体化、Core i7-6700TやGeForce GTX 1070、メモリ16GBなどを搭載
VR GOは、4コア/8スレッドCPUのCore i7-6700Tや、GeForce GTX 1070(GDDR5 8GB)、Windows 10 Home 64bitを搭載した完成PC。メモリはDDR4 16GB、ストレージはM.2 SATA SSD 240GB。
VR向けのPCで、バックパックのように背負えるのが特徴。VR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)でゲームプレイなどをする際、PCとの接続ケーブルによってプレイヤーの動く範囲が制限されるが、VR GOではプレイヤーとPCとを「一体化」できるので、こうした心配が無くなる。
PCはバッテリー動作に対応し、電源ケーブルを接続せずに使用可能。付属のリチウムイオンバッテリー2個を装着することで、最長2時間動作する。なお、ACアダプタも付属している。
本体サイズは410×270×76mmで、A4サイズに対応したバックパックに近い。ショルダーストラップのほか、ウエストベルトを備えており、楽に背負える。重量は約4.9kg(バッテリー、ストラップ装着時)。
ショルダーストラップとベルトはPCから取り外すことが可能。外せばスリムなデスクトップPCとして使える。
搭載インターフェイスはDisplayPort 1.3×2、HDMI 2.0×3、Gigabit Ethernet×2、USB 3.0×6、SDカードリーダー×1、ヘッドホン端子×1、マイク端子×1、ACアダプタ端子×1、DC 12V出力端子×2。DC出力端子はVR HMDへの電源供給用で、HTC Viveなどに対応する。上記のうち、HDMI 2.0×1、USB 3.0×2、DC 12V出力端子×1は本体上面に装備されており、上面にもVR HMDを接続できる。なお、同時に映像出力できるのは4画面まで。
このほか、11ac無線LAN、Bluetooth 4.2が装備。メモリは32GBまで搭載可能。2.5インチHDD/SSDスロット(6Gbps SATA対応)も備え、ストレージを拡張できる。
付属品はリチウムイオンバッテリー(95Wh、2個)、充電用ドック、ACアダプタ、電源ケーブル、OSリカバリーDVDなど。
[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店とパソコンショップ アークとツクモパソコン本店]