ニュース

5Gbps LAN搭載Z270マザーがASRockのイベントで展示、発売は1月下旬以降

Core i7-7700Kのオーバークロック解説も

 ASRockの新製品紹介イベント「ASRock 200シリーズマザーボード 新製品徹底解説&極冷OCセッション」が、7日(土)に秋葉原 UDX 4F UDX Gallery Next-2で開催された。

 発売されたばかりのKaby Lake-S搭載マザーボードのほか、近日発売が予定されている5Gbps LAN搭載マザーボードの「Z270 SuperCarrier」と「Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7」も展示されていた。

 ステージセッションでは、Kaby Lake-S対応マザーボードの解説や、Core i7-7700Kを使用して空冷と極冷のオーバークロック設定方法の解説などが行われた。

5Gbps対応LANを備えたマザーを公開、登場は1月下旬以降

 会場に展示されていた5Gbps LAN対応マザーボードは「Z270 SuperCarrier」と「Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7」の2種。

 5Gbps LANのチップはAQUANTIA製のものが採用されており、一般的なカテゴリー6のケーブルで使用可能。この5GBASE-Tでの通信は「IEEE 802.3bz」としてIEEEに承認されている。

 今回展示されていた「Z270 SuperCarrier」は同社のZ270搭載マザーボードでは最上位とされており、5Gbps LANのサポートに加え、4-Way SLI/4-Way CrossFireXへの対応や、Thunderbolt 3ポートやM.2 SSD用スロットを3系統備えるなど、最新機能全部入りといえるような仕様になっている。

 「Z270 SuperCarrier」と「Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7」は、ともに1月下旬以降の発売を予定しているそうだ。

Z270 SuperCarrier
デザインは黒と銀を基調としている
赤いLANポートが5Gbps対応
M.2は3スロット
SATA Expressも搭載
VRM部分
製品スペック
Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7
デザインは黒と赤を基調としている
赤いLANポートが5Gbps対応
M.2は3スロット
VRM部分
SATA Expressも搭載
製品スペック

ステージセッションは新型マザーボードの解説のほか、オーバークロックの解説も実施

 ステージセッションでは、ASRock マーケティングディレクター Chris Lee氏によるKaby Lake-S対応マザーボードの製品解説や、オーバークロッカー Nick Shih氏と清水 貴裕氏によるオーバークロックの実演と設定解説などが行われた。

 空冷オーバークロックの解説は清水氏が担当。この日はCore i7-7700Kを空冷で5GHz動作させ、オーバークロックを行う際のパーツ選びのポイントや、UEFI上のどの設定項目を変更すべきなのかなど、オーバークロックのポイントが解説された。

 Nick氏は極冷オーバークロックの解説を担当し、UEFI上で極冷時に変更すべき項目の解説を行ったほか、Core i7-7700Kの全コアを6.6GHzで動作させ、ベンチマークを完走させるデモを行った。

製品解説はChris Lee氏が担当
上位モデルは5Gigabit Ethernet対応である点をアピール
1Gbps LANと5Gbps LANの速度比較
オーバークロックの解説を行ったNick Shih氏(左)と清水 貴裕氏(右)
空冷OCの場合、負荷時の動作温度は80℃以下、CPU電圧は1.35V以下が常用の目安とのこと
OC向け電源の選び方も紹介
空冷OCを行う際のUEIFの設定も解説
空冷OCは5GHzでの動作デモが行われた
Nick Shih氏は極冷OC時の設定方法などを解説
極冷時におけるUEFI上の電圧設定などのポイントを解説
この日はCore i7-7700Kを極冷で全コア6.6GHz動作させ、ベンチマークを完走させていた