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補助電源無しモデルもあり、「Radeon RX 560」がデビュー
SAPPHIREから計3モデル発売、価格は12,980円から
2017年5月13日 22:02
AMDの新たなエントリーGPU「Radeon RX 560」がデビュー、SAPPHIRE製ビデオカードが発売された。
製品は「PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5 OC」「PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5」「PULSE RADEON RX 560 2G GDDR5 OC」の3種類。店頭価格(以下、税抜き表記)は順に15,800円前後、14,800円前後、12,980円前後。
販売ショップはツクモパソコン本店、ツクモeX.パソコン館、ドスパラパーツ館、パソコンショップ アーク。
Radeon R7 360と比較して最大2.5倍の性能を実現
Radeon RX 560は、AMDの最新世代GPUであるRadeon RX 500シリーズで、エントリークラスとされたモデル。4月に登場した同じくエントリーモデルのRadeon RX 550の上位にあたる。
旧世代のRadeon R7 360と比較して最大2.5倍の性能を実現したといい、エントリーモデルながら、PCゲームのいわゆるAAAタイトルでスムーズなゲーム体験が可能としている。カードの標準消費電力が80Wと小さく、省電力性が高いのもメリットだ。
そのほかの主なスペックは、 最大演算ユニット数が16、 ROP数が16、SP数が1,024、テクスチャユニット数が64、GPUクロックがベース1,175MHz、ブースト1,275MHz、メモリインターフェイスがGDDR5 128bit、メモリクロックが7Gbps。
今回発売された3製品は、コストパフォーマンスに優れるという「PULSE」シリーズに属するもの。
いずれも冷却システムはシングルファンで、アイドル時にファン停止して騒音を抑える機能「Intelligent Fan Control 3」を搭載している。カード長が約210mmと短く、コンパクトなのも特徴。
PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5 OCとPULSE RADEON RX 560 2G GDDR5 OCはオーバークロックモデルで、GPUのブーストクロックが1,300MHzにアップされている。メモリ容量は順に4GB、2GB。補助電源端子は6ピン×1。消費電力は90W。
PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5はOCモデルではないものの、補助電源が不要な点がメリット。GPUのブーストクロックは1,216MHz。メモリ容量は4GB。消費電力は75W以下(GPUのみで45W)。
いずれもカードサイズ(約)は約210×112×36mm。映像端子はDisplayPort 1.4×1、HDMI 2.0b×1、DVI-D×1。
※5/16更新 PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5の消費電力に関して、初掲載時に「45W」と掲載しておりましたが、その後、国内代理店アスクから「当初の発表は誤りだった」「正しくは75W以下」という発表があったため、記事を修正いたしました。
[撮影協力:ツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館とパソコンショップ アーク]