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最上位は実売130万円越え!「Xeonスケーラブル・プロセッサ」が販売スタート
28コア/56スレッド/TDP 205Wの「Xeon Platinum 8180」など、ツクモは一部モデルを在庫販売
2017年7月24日 00:05
初出日時 7/24 0:05
コードネーム「Skylake-SP」こと、Intelのクラウド・データセンター向けCPU「Xeonスケーラブル・プロセッサ」が登場、ツクモパソコン本店が取扱いを開始した。
多くのモデルは受注扱いだが、一部モデルは在庫販売を行っている。
店頭価格は最上位の「Xeon Platinum 8180(28コア/56スレッド)」が税込1,337,040円、最も廉価な「Xeon Bronze 3104(6コア/6スレッド)」が税込30,024円(共に参考価格)。
プラットフォームが一新されたXeon、新しく4つのサブブランドを導入
Xeonスケーラブル・プロセッサは、クラウド・ストレージサーバーやデータセンターなどの用途に向けたCPU。CPUソケットは最新の「LGA3647」で、対応メモリはDDR4-2666。対応チップセットは「C620」。従来のXeonは複数のプラットフォームが混在していたが、今回からCPUソケットやチップセットが一本化されている。なお、マザーボードは現時点で未入荷。ツクモパソコン本店によると、早ければ8月頃に入荷の予定だという。
このほか、CPU毎にサブブランドが導入されている点も特徴。上位から順にリアルタイム分析やマシンラーニング、人工知能など高度な処理能力が要求される用途向けの「Platinum」、メインストリーム・データセンターやマルチクラウド・コンピューティング向けの「Gold」、エントリーレベルのデータセンター、ストレージ向けの「Silver」、小規模ビジネスサーバー向けの「Bronze」という4つのサブブランドが用意されている。
今回、店頭に在庫が入荷したのは、Xeon Goldから4モデルとXeon Silverの1モデルの合わせて5モデル。
内訳は、22コア/44スレッドのXeon Gold 6152(ベース2.1GHz/ターボ時最大3.7GHz、L3キャッシュ30.25MB、TDP140W)、18コア/36スレッドのXeon Gold 6140(ベース2.3GHz/ターボ時最大3.7GHz、L3キャッシュ24.75MB、TDP140W)、8コア/16スレッドのXeon Gold 6134(ベース3.2GHz/ターボ時最大3.7GHz、L3キャッシュ24.75MB、TDP130W)、14コア/28スレッドのXeon Gold 5120(ベース2.2GHz/ターボ時最大3.2GHz、L3キャッシュ19.25MB、TDP105W)、8コア/16スレッドのXeon Silver 4110(ベース2.1GHz/ターボ時最大3.0GHz、L3キャッシュ11MB、TDP85W)。
店頭価格(以下、税込表記)は順に486,000円、328,320円、295,920円、209,520円、67,824円となっている。
CPUクーラーは別売り、コンシューマ向けCPUとは異なる取り付け方式
CPUクーラーは付属していないため、別途用意する必要がある。ツクモパソコン本店にはTDP280W対応のIntel純正LGA3647用CPUクーラー「STS300C」も入荷している。こちらの価格は税込5,184円。
なお、STS300Cのマニュアルによると、LGA3647のCPU取り付け方法は、デスクトップPC向けのKaby Lake、Skylakeとは異なり、CPUクーラー側にリテンションを装着したCPUを取り付けてから、マザーボードに載せて固定するという方式になっている。なお、ネジを回すためにT30トルクスドライバーが必要。
[撮影協力:ツクモパソコン本店]