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オフラインイベントで“ドン勝”、Intel CPU&NVIDIA GPUだらけのPUBG大会が開催

複数のメーカーが製品を展示、大会は多くの参加者で盛り上がる text by 日沼諭史

PUBGオフライン大会「GeForce CUP: PUBG #02」が開催

 クリスマスイブイブの12月23日、NVIDIAが主催する「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(PUBG)のオフライン大会「GeForce CUP: PUBG #02」が秋葉原の隣、浅草橋で開催された。

 会場には最新の第8世代インテル Core プロセッサーと、Geforce GTX 10シリーズを搭載した80台のゲーミングマシンが用意。プロゲーマーら招待選手と一般参加選手が同じ土俵で「ドン勝」(勝利)目指し、バトルを繰り広げた。

 会場の外ではPCパーツメーカー各社による展示や試遊台もあり、インテル Core プロセッサーやNVIDIA GeForce 10シリーズを採用したグラフィックスカード、ゲーミングマシンなどをアピールしていた。なお、大会にはインプレススタッフの圓井氏も急きょ参戦。80人ほどの対戦者を相手に巧みに逃げ回る作戦で挑んだが……果たして!?

 会場の展示を中心にイベントの模様をお届けしよう。

80台のゲーミングPCが並んだ大会会場。
大会は多数の参加者で賑わった。
「ドン勝するぞ!」と意気込んだものの、実際には緊張で手がかじかんでいたインプレス圓井氏。

ゲーミングBTO PC 4ブランドによるPUBG体験コーナー、最新ハイエンドPCをデモ

最新CPU&GPUを搭載PCでPUBGをプレーできる体験コーナー

 PUBGがプレーできる体験コーナーには、第8世代インテル Core i7プロセッサーと、GeForce GTX 1070/1070 Ti/1080 Tiを搭載したハイエンドゲーミングPCが4台並べられ、最新PCのパフォーマンスを体験可能だった。

 わずかなラグやコマ落ちが命取りとなるPUBGだが、いずれのマシンも当然ながら高いゲーミングパフォーマンスを発揮し、来場者は滑らかかつハイクオリティなグラフィックでプレーできることを確認していた。

@Sycom、G-GEAR、G-Tune、LEVEL∞の4ブランドのモデルがおすすめゲーミングPCとして紹介されていた。
@SycomのGeForce GTX 1070&Core i7搭載PC「G-Master Hydro」
G-GEARのGeForce GTX 1070&Core i7搭載PC「G-GEAR mini」
G-TuneのGeForce GTX 1080Ti&Core i7搭載PC「MASTERPIECE i1630」
LEVEL∞のGeForce GTX 1070Ti&Core i7搭載PC「LEVEL∞ R-CLASS」

「AURA」対応PCでクリスマスムードを演出するASUS

ASUSの展示ブース

 ASUSは、同社独自のイルミネーション機能「AURA」に対応したハイエンドグラフィックスカード「ROG STRIX GeForce GTX 1080 8GB」と、CPUにIntel Core i7-8700Kを搭載したPCを展示。そのPCでPUBGを自由にプレーできるようにしていた。

 残念ながらグラフィックスカードのイルミネーション機能は調整中で見ることができなかったが、PCケース自体の赤いLEDや、筐体内部に仕込んだクリスマスツリーとオーナメントでクリスマスムードを演出。その他、12月10日週に発売されたばかりのグラフィックスカード「CERBERUS-GTX1070TI-ROG」や、ハイエンドの「ROG-POSEIDON-GTX1080TI-P11G-GAMING」なども見ることができた。

赤いLEDやクリスマスオーナメントで彩られたROG STRIX GeForce GTX 1080 8GB搭載PC
発売されたばかりのCERBERUS-GTX1070TI-ROGなど多数のグラフィックスカード

PUBGガールと記念撮影! PUBGに最適なAORUSブランドをアピールするGIGABYTE

GIGABYTEの展示ブース

 GIGABYTEは、ゲームに登場するアイテムを身にまとったPUBGガールがお出迎え。フラッグシップゲーミンググラフィックスカード「AORUS GeForce GTX 1080Ti 11GB」と、Intel Core i5などを搭載した「PUBGに最適なパフォーマンスを発揮する」PCを用意し、こちらも自由にPUBGを遊べるようになっていた。

 プレーヤーが座る椅子もAORUSブランドのゲーミングチェア「AGC300」。天然皮革に近い風合いのPUレザーや背もたれをフルフラットまで倒せる点などを訴求していた。

ゲームに登場するアイテムをイメージしたフライパン、ヘルメットなどを着用したPUBGガール
AORUSブランドのPC、周辺機器でPUBGをプレーする子供たち
AORUSブランドのゲーミングチェア「AGC300」。
フルフラットにすることが可能で、ランバーサポートも上下に移動できる。

2018年発売予定の新ゲーミングアクセサリーを展示するMSI

MSIの展示ブース

 MSIは最上位のゲーミング用ビデオカード「MSI GeForce GTX 1080Ti GAMING X TRIO」をプッシュ。ダブルボールベアリングによる静音動作が特徴の3連ファンや、イルミネーション機能「Mystic Light Sync」などを備える製品だ。

 その他、今後発売予定のアクセサリーとして、ゲーミングヘッドセット「GH70」、ゲーミングマウス「GM70」、ゲーミングキーボード「GK70」も展示。具体的な発売日は未定だが、2018年早々には発売したいとしている。

「MSI GeForce GTX 1080Ti GAMING X TRIO」を装備するPC
2018年に発売予定のゲーミングヘッドセット「GH70」
ゲーミングキーボード「GK70」
ゲーミングマウス「GM70」。
両サイドや右半分の外装は、簡単に取り外して手になじむサイズのパーツに交換できる。
最新製品のGeForce GTX 1070 Ti GAMING 8G

オーバークロックも自在、「Palit」を代理店のドスパラがアピール

ドスパラの展示ブース

 ドスパラは、日本の代理店として独占的に販売する台湾メーカーPalit Microsystemsのグラフィックスカードを猛アピール。PalitはNVIDIA GPUを採用するグラフィックスカードメーカーとして、世界的にも大きなシェアを誇っているとのこと。

 リーズナブルな価格や、GeForce GTX 1070 Tiを搭載する「Palit GeForce GTX 1070 Ti Super JetStream 8GB」などで、専用ユーティリティから簡単にオーバークロックを有効にすることができる点が特徴だという。

 12月31日までは、「Palit 年末豪華プレゼントキャンペーン」と称して、Palit GeForce GTX 10シリーズ購入者を対象に、VRヘッドセットやゲーミングアクセサリーを抽選でプレゼントするキャンペーンも実施中だ。

「Palit GeForce GTX 1070 Ti Super JetStream 8GB」
「BIOS」ボタンの上にある小さな「OC」ボタンをクリックすると、右の画像にあるように、定格クロックが上昇する
同じGeForce GTX 1070 Tiを搭載する、サイズや冷却システムの異なる製品
Palit製品購入者を対象にしたプレゼントキャンペーンが12月31日まで実施中

ZOTACは新ゲーミングPC「MEK1 GAMING PC」を間もなく投入

ZOTACの展示ブース

 ZOTACは、新ゲーミングPC「MEK1 GAMING PC」を展示。グラフィックスカードはZOTAC GeForce GTX 1070 Tiもしくは1060、CPUは第7世代のCore i7もしくはi5が搭載される。2018年1月下旬以降の発売を予定しており、価格は税込20万円前後を想定している。

 スリムなPCケースの両サイドに施されたイルミネーションライトは、専用ユーティリティで光らせ方を調整可能。同社のこれまでのゲーミングPCと異なり、グラフィックスカードなどを交換できるようになっているのもポイントだとした。

ZOTACの新しいゲーミングPC「MEK1 GAMING PC」、イルミネーションの光らせ方は専用ユーティリティで調整できる。
MEK1 GAMING PC専用アクセサリーとして新デザインのキーボードとマウスが付属する
ハイエンドゲーミンググラフィックスカード「ZOTAC GeForce GTX 1070Ti AMP Extreme 8GB」
その他GeForce GTX 1070 Ti搭載カードのバリエーションモデルも

PUBGオフライン大会、ドン勝を狙った本誌スタッフ圓井の行く末

観戦者も大勢訪れた

 ゲーム大会の方の模様だが、大会参加者だけでなく、観戦者も多数訪れ、街中のクリスマスムード以上に盛り上がっていた。

 プロゲーマー23人を含むおよそ80人がオフラインで戦う「SOLO大会」に出場した本誌スタッフ圓井氏は、後半まで生き残ったものの、縮小するバトルエリアを目指す途中で建物に潜む遠方の敵から狙撃され、あえなく敗退。「(後半戦を見据えて)回復アイテムを使うかどうか迷った」ことを悔いていた。

用意されたマシン。
GeForce GTX 1070と第8世代Core i7を搭載していた。
招待選手(左)と並んでプレーする圓井氏(右)
この建物から狙撃され樹木に隠れるも、建物の方向が次のバトルエリアということで、動かざるを得ない状況
隣の障害物に隠れようと走り出したところで狙い撃ちされ、万事休す。
キルはゼロだったものの、33位の結果は大健闘と言えるだろう
SOLO大会の優勝者はプロゲーマーチームDetonatioN GamingのSUMOMOXqX氏だった。
大会上位プレーヤーにはゲーミングアクセサリーなどの豪華賞品が贈られた。
特別賞としてブービー賞も
参加者にはTwitchの導入法やGeForce Experienceの使い方、第8世代Core i7の小冊子なども配布された。