ニュース
ASRockがRadeon搭載ビデオカードを4月中旬に発売予定、イベントで製品を公開
アグレッシブにOCしたRadeon RX 580/570を第一弾として投入
2018年4月2日 00:01
ASRockからRadeon搭載ビデオカードが発売されると3月28日(台湾時間)に発表されたが、これに合わせるかたちで、3月31日、秋葉原UDX 4FのギャラリーNEXT-2で製品発表会が開催された。
ASRock社長LL Shiu氏からのスピーチや、Chris Lee氏からの製品解説のほか、AMDや販売代理店関係者からお祝いの言葉も贈られた。また、会場には製品サンプルが展示され、ゲーミングPCを使用しての実機デモも実施されていた。
今回発表されたのは同社の「Phantom Gaming」シリーズに属するモデルで、ラインナップはRadeon RX 580/RX 570/RX 560(4GB)/RX 560(2GB)/RX 550(4GB)/RX 550(2GB)の6製品。発売は4月中旬から順次とされている。
第一弾投入モデルは高OCモデル、シリーズ名は「Phantom Gaming」
製品解説を行ったのはASRockのChris Lee氏。
同社製ビデオカードのブランド名が「Phantom Gaming」であること、第一弾投入モデルはコアの動作クロックにこだわった製品で、特にOCモデルとして投入されるRadeon RX 580/570は他社製品と比較してもかなりの高クロックとなっていることが紹介された。
Radeon RX 580/570搭載モデルは、動作クロックをOC Mode/Default Mode/Silent Modeの3タイプに切り替えて使用可能。切り替えは独自ユーティリティのPhantom Gaming Tweakから行う仕組みになっている。
クーラ-に採用されているファンはダブルボールベアリング採用、ヒートシンクとGPUの接地面には銅プレートを採用し、ヒートパイプなども高性能なものが採用されている点が紹介された。
プレゼンではASRock製ビデオカードの特徴のほかに、AMDの佐藤氏からRadeonの最新ソフトウェア「ADRENNALIN EDITION」の紹介も行われた。
“変態”なモデルも登場予定?今後の計画も若干紹介
イベントの最後にはQ&Aの時間が設けられ、いくつか今後の予定も語られた。
Radeon RX 500シリーズの上にはRadeon RX Vegaがラインナップされている。ASRockからは、現時点では語れることは無いものの、そう遠くないうちにアナウンスを出せるのではといった回答を得られた。また、同社はTaichiやOC Formulaといった特徴的なマザーボードをラインナップしているが、これらに対応するビデオカードを用意するかもそう遠くないうちに何らかのアナウンスを出せるかもしれないとのことだ。
価格に関しては、ずばり何ドルで販売するといったことはまだ言えないが、ASRockはベストな性能をベストな価格で提供することを理念としており、ビデオカードの価格もこれを踏襲するものになる予定とのことだ。
ユーザーからは「ASRockといえば“変態”だが、特徴的なモデルの計画はあるのか」といった質問がでたが、「今回は超高クロックという方向に“変態”度合いを発揮したモデルになっている、別の方向で“変態”なモデルは今後期待していて欲しい」とのことで、何かしら特別なモデルの投入も今後予定していることが示唆された。