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PC関連メーカーの合同イベント「CFD PC DIY フェス 2018」が開催
ASRockが「Phantom Gaming」コラボPCパーツを公開、玄人志向は「サングラス男」が製品をアピール
2018年11月6日 07:05
10月28日(日)に複数のPCパーツ/周辺機器メーカーが集まり実施された合同イベント「CFD PC DIY フェス2018」が開催された。
場所は秋葉原UDXの4階で、当日は各メーカー最新製品の展示を行ったほか、特設ステージに各メーカーが製品のポイントやトレンドなどを紹介するセッションも実施された。
また、各メーカーが設けたブースでは、最新製品を見るだけでは無く、メーカーの製品担当に直接質問や意見を伝えることもできる環境になっており、製品仕様のわかりにくい部分や、性能などに関して質問しているユーザーも多く見られた。
今回レポートでは会場の展示品を中心にイベントの様子を紹介しよう。
AMDは32コアのRyzen Threadripperを使いクリエイター用途での高性能さをアピール
AMDは現在発売されている32コアCPUのRyzen Threadripper 2990WXを使用し、CINEBENCH R15やPhotoShopなどを用いてクリエイティブ用途でのCPU性能をアピール
4年前のXeonを2基搭載したワークステーションを用意し、4年間でどれだけハイエンドPCが進化したのかを紹介。新旧PCで比較した際、CGレンダリングで約2倍、画像加工などで1.4倍の性能差があることを紹介。また、現在であれば32コア/64スレッド環境はシングルCPUで構築できる点もアピールしていた。
ASRockは「Phantom Gaming」シリーズとのコラボ製品を公開、ケースやメモリが今後登場?
ASRockは同社のゲーミングブランド「Phantom Gaming」シリーズとコラボレーションしたPCケースやメモリをアピール。
ケースはCooler MastarのH500PとK500をベースにした2製品が展示されており、Phantom Gamingコラボモデルとして製品化を検討しているという。メモリはTeamのXCALIBUR RGB DDR4をベースにしたモデルで、こちらも製品化が検討されている。
また、ブースにはZ390搭載マザーボードやビデオカードなど、登場したばかりの製品がずらりと並べられていた。
BitFenixはRGB LED対応PCケースやイルミネーションアクセサリーなどを展示
BitFenixはRGBイルミネーション対応機器を中心に展示を行っていた。
RGBイルミネーション対応ケースのENSO/ENSO MESH、Nova TGなどの実機デモや、RGB対応ファン「Spectra Pro RGB」やLEDストラップ「Alchemy 3.0」なども展示。実際に光らせた状態を確認できるようになっていた。
このほかにも柔らかいスリーブケーブルガイドが付属した電源延長ケーブル「Alchemy 2.0」や、ユニークな内部構造をとるMini-ITXケース「Portal」なども展示されていた。
CrucialはBallistixロゴ型のオリジナルライトバーを搭載したMOD PCなどを展示
Crucialは発売されたばかりのNVMe SSD「P1」をアピール。動作デモも行われていた。
このほか、3Dプリンタでオリジナルのライトバーが作成できるDDR4メモリ「Tactical Tracer RGB」のイルミネーションデモや、現在発売中のSSDやメモリなどの展示も実施。
また、門馬ファビオ氏制作の白を基調としたMOD PCも展示されていた。
DJIはドローンの体験スペースを設営、実機も多数展示
DJIはドローンの体験スペースをブース横に展開、昨年に引き続き最新世代のドローンの体験が可能だった。
ドローンは実際に触れられる状態で展示され、サイズ感や重量などを確認することができた。また、ドローンを飛ばして操作できるスペースも用意され、ドローンの操作方法や操作感などをテストすることもできた。
DJIのモデルでは無いが、CFD販売が取り扱っている水中ドローンの展示も行われていた。こちらもデモが行われており、実際に試すことができた。
GIGABYTEはファンブレードのエッジが光る新型クーラー搭載ビデオカードをアピール
GIGABYTEでは最新のビデオカードがずらりと展示されており、実機を用いて動作時の光り方などを展示していた。
中でも、新しいイルミネーション機能を備えたAORUS GeForce RTX 2080 XTREME 8Gを一押しの製品としてアピール。このモデルは搭載ファンの中心とエッジ部分が光るRGB LEDを備えており、これまでの同社製ビデオカードでは表現できなかった新たなイルミネーションが可能だという。
このほか、今のところ日本での発売予定が無い、白いGeForce RTX 2070カードの参考展示なども行われていた。
Panramは組み込み向けのメモリやSSDを展示、安定性をアピール
Panramは組み込み向けのメモリ/ストレージ関連製品の展示を行っていた。
BTO PCや業務用PCなどでの採用が多いとのことで、ECC対応メモリやRegisteredタイプのメモリなどをメインに展示、Memtest 86を使用して安定性のアピールも行われていた。
また、ストレージ関連の製品も展示されており、こちらも組み込み向けでの採用が多いとのこと。注文に合わせカスタム品などを用意することもあるそうで、M.2 SSDなどはSATAタイプとNVMeタイプの両方をラインナップしているとのこと。
Western Digitalは監視カメラ向けのmicroSDを展示、フラッシュメディアの使い分けを提案
Western Digitalは監視カメラ用microSDカードを展示。SSDやSDカードなどもHDDと同様に用途に合わせたモデルを選択することを提案していた。
今回展示されていたモデルはWD PurpleシリーズのmicroSDXCカードで、監視カメラやドライブレコーダー用途といった長時時間の連続撮影に適した設計のモデルとのこと。同社はSanDiskブランドのSDカードなども販売しているが、こちらはイメージング用途などに特化した設計になっており、用途に合わせたモデルを使用することで性能や耐久性を発揮できるとのことだ。
このほか現行モデルのHDDやSSDも展示されており、こちらも用途別にモデルを選ぶ重要性を訴求していた。
玄人志向はGALAKUROブランドの白いGeForce RTX 2080 TiやHDDスタンドなどを展示
玄人志向は、GALAXY×玄人志向のビデオカード「GALAKURO」シリーズのほか、玄人志向ブランドのHDDスタンドやPC用電源などをアピールしていた
ビデオカードでは、オーバークロック仕様の白いGeForce RTX 2080 Tiビデオカードが展示されており、こちらは年内に発売が予定されているとのことだった。
このほか、定番となっている玄人志向ブランドのHDDスタンドや、ATX電源なども展示されていた。
4Kゲーム体験コーナーでNVLinkのSLI動作デモ、「ぴなふぉあ」のスタッフが今年もドリンクサービスを担当
メーカーブースでは無いが、会場には自由に遊べる4Kゲームコーナーも用意されていた。デモ機の中にはNVLinkによるSLI構成のPCという珍しいモデルもみられた。
また、CFD PC DIY フェスでは恒例となっている、メイド喫茶「ぴなふぉあ」のスタッフによるドリンクの無料配布のサービスも行われていた。