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NVIDIAの「GeForce RTX SUPER」がデビュー、価格は49,980円から
GeForce RTX 2070 SUPERとRTX 2060 SUPERの2モデル
2019年7月9日 22:00
NVIDIA GeForce RTXファミリの新しい強化モデル「GeForce RTX SUPER」が登場、「GeForce RTX 2070 SUPER」「GeForce RTX 2060 SUPER」を搭載したビデオカードが発売された。
9日(火)22時の発売解禁時点で、各ショップにはASUS、GIGABYTE、MSI、Palit、ZOTAC、玄人志向の製品が計13モデル入荷している。店頭価格はGeForce RTX 2070 SUPER搭載モデルが税抜き60,980~69,980円、GeForce RTX 2060 SUPER搭載モデルが税抜き49,980~59,980円。各モデルの詳細は別記事を参照のこと(GeForce RTX 2070 SUPERの記事、GeForce 2060 SUPERの記事)。
なお、最上位の「GeForce RTX 2080 SUPER」を搭載した製品は23日(火)に発売される見込み。
性能向上の一方でGPU価格を従来モデルと同じに据え置き
GeForce RTX SUPERは、TuringアーキテクチャのゲーミングGPUであるGeForce RTXファミリの強化版として投入された新製品。ラインナップは上位からGeForce RTX 2080 SUPER、GeForce RTX 2070 SUPER、GeForce RTX 2060 SUPERの3種類。
いずれも従来のGeForce RTX 20シリーズなどを上回る性能を持つとしており、今回登場した2種類のGPUについては、RTX 2070 SUPERではRTX 2070比で最大24%、平均16%の性能向上を、RTX 2060 SUPERではRTX 2060比で最大22%、平均15%の性能向上を、それぞれ実現したという。
同社はGeForce RTX SUPERについて、「同じクラスの他のゲーミングGPUを凌駕する電力効率を備える」などとアピールしており、同時期に製品が発売される開発コード名「Navi」ことAMD Radeon RX 5700シリーズへの対抗がうかがえる。RTX 2080 SUPER/2070 SUPERでは、性能向上の一方でGPU価格を従来モデルと同じに据え置くなど、コストにも配慮している。
なお、従来のRTX 20シリーズについては、RTX 2080/2070がRTX 2080 SUPER/2070 SUPERに置き換わり、RTX 2080 TiとRTX 2060は継続して販売されるとのこと。
RTX 2070 SUPERの主なスペックは、CUDAコア数が2,560、ベースクロックが1,605MHz、ブーストクロックが1,770MHz、搭載メモリがGDDR6 8GB(256bit)、メモリ速度が14Gbps
、メモリ帯域幅が448GB/s、カード消費電力が215W。
RTX 2060 SUPERの主なスペックは、CUDAコア数が2176、ベースクロックが1,470MHz、ブーストクロックが1,650MHz、搭載メモリがGDDR6 8GB(256bit)、メモリ速度が14Gbps、メモリ帯域幅が448GB/s、カード消費電力が175W。
[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店]