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Intelの最上位CPU「Core i9-10980XE」が遂にデビュー、18コア/36スレッドで税込138,000円
下位のCore i9-10900Xも入荷
2019年11月29日 16:00
「Cascade Lake-X」こと新たなIntel Core XシリーズのCPUがついに発売された。販売されているのは最上位のCore i9-10980XEと最下位のCore i9-10900Xの2モデル。
店頭価格は前者が税込138,000円、後者が税込86,000~88,000円。Core i9-10980XEについては前モデル登場時のほぼ半値となっている。
Cascade Lake-Xの新製品、X299搭載マザーボードに対応
Core XシリーズはLGA2066タイプのCPUソケットに対応したハイエンドデスクトップPC向けのCPU。今回登場したのは開発コード名「Cascade Lake-X」の新製品で、先月の頭に製品が発表されてから約1ヶ月半が経っての発売となった。
ラインナップは4モデルで、上位からCore i9-10980XE、Core i9-10940X、Core i9-10920X、Core i9-10900X。
最上位のCore i9-10980XEは18コア/36スレッドで、これは「Skylake-X」の前モデルであるCore i9-9980XEと同じだが、Intelの「希望カスタマー価格」(1,000個単位での卸価格)は1,979ドルから979ドルへと大きく下がっており、店頭価格もCore i9-9980XEの登場時と比べるとほぼ半値となっている。
機能面では、第2世代のXeonスケーラブル・プロセッサにもある推論アクセラレータの「Intel Deep Learning Boost」が搭載。最大PCIeレーン数(44→48)や最大対応メモリ(DDR4-2666 128GB→DDR4-2933 256GB)といったスペックもSkylake-X世代より高くなっている。
チップセットはこれまでと同じくIntel X299に対応しており、Cascade Lake-Xへの対応を謳った新しいX299マザーボードが既に発売されているが、Skylake-X向けのマザーでも対応BIOS/UEFIに更新すればCascade Lake-Xを搭載できる。CPUクーラーが付属しない点も従来同様だ。
Core i9-10980XEの主なスペックは、18コア/36スレッド、ベースクロック3GHz、Turbo Boost 2.0クロック4.6GHz、Turbo Boost Max 3.0クロック4.8GHz、キャッシュ容量24.75MB(Intel Smart Cache)、TDP 165W。
Core i9-10900Xの主なスペックは、10コア/20スレッド、ベースクロック3.7GHz、Turbo Boost 2.0クロック4.5GHz、Turbo Boost Max 3.0クロック4.7GHz、キャッシュ容量19.25MB(Intel Smart Cache)、TDP 165W。
販売ショップはツクモeX.パソコン館、ツクモパソコン本店、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、ドスパラ秋葉原本店。なお、各ショップとも初回入荷分はごく少量。