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第10世代Coreプロセッサーが計14製品発売、省電力モデルやCore i3など
TDP35Wで10コアの「Core i9-10900T」もあり
2020年5月27日 22:01
「Comet Lake-S」ことIntelのデスクトップPC向け第10世代Coreプロセッサーに新モデルが登場、Core i9からCore i3、Pentium、Celeronを含めた計14製品が発売された。店頭販売は28日(木)から。
いずれもLGA1200に対応したモデルで、マザーボードは「Intel Z490/H470/B460/H410チップセット」を搭載するモデルとの組み合わせとなる。
また、一部モデルはセット販売向け(単品購入は不可)のバルク品が入荷している。バルク品の販売ショップはパソコン工房 秋葉原BUYMORE店。
10コア/20スレッド対応の「Core i9-10900」/「Core i9-10900T」
Core i9-10900とCore i9-10900Tは、10コア/20スレッド対応のCPU。前者はリテールパッケージ、後者はバルク品で、販売価格は順に税込65,000円前後、税込63.000円前後(単品販売不可)。
両者の主な違いは動作クロックとTDPで、Core i9-10900については温度や電力に余裕がある時にさらにクロックを上げる「Thermal Velocity Boost」への対応がうたわれている。いずれもキャッシュ容量は20MB、内蔵GPUとしてIntel UHD Graphics 630を搭載している。
Core i9-10900の仕様はベースクロックが2.8GHz、Turbo Boost時が最大5.2GHz、Thermal Velocity Boost時が最大5.2GHz、TDPが65W。
Core i9-10900Tの仕様はベースクロックが1.9GHz、Turbo Boost時が最大4.6GHz、TDPが35W。
なお、オーバークロック機能に対応した「Core i9-10900K」は先日発売済み。
8コア/16スレッド対応の「Core i7-10700」/「Core i7-10700T」
Core i7-10700とCore i7-10700Tは、8コア/16スレッド対応のCPU。前者はリテールボックス、後者はバルク品で、販売価格は順に税込47,999円前後、税込46,000円前後(単品販売不可)。
両者の主な違いは動作クロックとTDPで、いずれもキャッシュ容量は16MB、内蔵GPUとしてIntel UHD Graphics 630を搭載している。
Core i7-10700の主な仕様はベースクロックが2.9Hz、Turbo Boost時が最大4.8GHz。TDPは65W。
Core i7-10700Tの主な仕様はベースクロックが2.0Hz、Turbo Boost時が最大4.5GHz。TDPは35W。
なお、オーバークロック機能に対応した「Core i7-10700K」は先日発売済み。
6コア/12スレッド対応の「Core i5-10600」/「Core i5-10500」
Core i5-10600とCore i5-10500は、6コア/12スレッド対応のCPU。販売価格は順に税込32,000円前後、税込29,000円前後。
両者の主な違いは動作クロックで、Core i5-10600はベース3.3GHz/Turbo Boost時最大4.8GHz、Core i5-10500はベース3.1GHz/Turbo Boost時最大4.5GHzで動作する。
それ以外の基本仕様は共通で、TDPは65W、キャッシュ容量は12MB。内蔵GPUとしてIntel UHD Graphics 630を搭載している。
4コア/8スレッド対応の「Core i3-10320」/「Core i3-10300」/「Core i3-10300T」/「Core i3-10100」
Core i3-10320とCore i3-10300、Core i3-10300T、Core i3-10100は、4コア/8スレッド対応のCPU。販売価格は順に税込22,500円前後、税込21,499円前後、税込20,000円前後(単品販売不可)、税込17,499円前後。
各モデルの主な違いは動作クロックとキャッシュ容量、TDPで、Core i3-10320はベース3.8GHz(Turbo Boost時最大4.6GHz)/キャッシュ8MB/TDP 65W、Core i3-10300はベース3.7GHz(Turbo Boost時4.4GHz)/キャッシュ8MB/TDP 65W、Core i3-10300Tはベース3.0GHz(Turbo Boost時3.9GHz)/キャッシュ8MB/TDP 35W、Core i3-10100はベース3.6GHz(Turbo Boost時4.3GHz)/キャッシュ6MB/TDP 65Wの仕様となる。
内蔵GPUはいずれもIntel UHD Graphics 630を搭載しており、Core i3-10320/10300/10300Tは最大1.15GHz動作、Core i3-10100は最大1.1GHz動作に対応している。
2コア/4スレッド対応の「Pentium Gold G6400」
Pentium Gold G6400は、2コア/4スレッド対応のCPU。販売価格は税込9,000円前後。
主な仕様は動作クロックが4.0GHz、TDPが58W、キャッシュ容量が4MBなど。内蔵GPUとしてIntel UHD Graphics 610を搭載している。
2コアの「Celeron G5920」/「Celeron G5900」/「Celeron G5900T」
Celeron G5920とCeleron G5900、Celeron G5900Tは2コア(HT非対応)のCPU。Celeron G5920とG5900はリテールパッケージ、G5900Tはバルク品で、販売価格は順に税込7,499円前後、税込6,000円前後、税込5,700円前後(単品販売不可)。
各モデルの主な違いは動作クロックとTDPで、Celeron G5920は3.5GHz/TDP 58W、Celeron G5900は3.4GHz/TDP 58W、Celeron G5900Tは3.2GHz/TDP 35Wの仕様となる。キャッシュ容量はいずれも2MBで、内蔵GPUとしてIntel UHD Graphics 610をそれぞれ搭載している。
各社からH470/B460/H410マザーボードも発売
このほか、ASUSやASRock、GIGABYTE、BIOSTARからH470/B460/H410を搭載するマザーボードが複数発売されている。店頭販売は28日(木)から開始となる。
各製品の特徴は別ページを参照のこと。
・ASUS
・ASRock
・GIGABYTE
・BIOSTAR
[取材協力:ツクモeX.パソコン館とツクモパソコン本店とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店とソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館とパソコンショップ アーク]