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有線LANやKVM機能を備えた27型液晶「FlexScan EV2795」が発売

ドッキングステーションのような利用が可能

FlexScan EV2795

 LAN端子も装備し、ドッキングステーションのように使えるEIZOの27インチディスプレイ「FlexScan EV2795」(以下EV2795)が発売された。USB Type-Cによるデイジーチェーンでマルチディスプレイの構成も可能。

 ソフマップやビックカメラ、ヨドバシカメラの通販サイトで取り扱いが始まっている。販売価格は税込93,500円(10%ポイント還元あり)。

 EV2795はアンチグレアタイプのIPSパネルを採用した27インチディスプレイ。推奨解像度は2,560×1,440ドット。映像入力端子としてDisplayPort、HDMIのほかUSB Type-Cを備え、Type-C経由でのノートPCへの電源供給(最大70W)にも対応している。

 本体には1000BASE-T対応のUSB LANアダプタが内蔵。LAN端子の無いスリムタイプのノートPCでも、EV2795とUSB接続することで有線LANを使うことができる。対応OSはWindows 10/8.1、macOS 10.12以降。

 ノートPCの充電、映像入力、有線LAN接続がUSB Type-Cケーブル1本で済み、机上が複数のケーブルで煩雑にならないのがメリット。USBハブのダウンストリームポートも4基(Type-A×3、Type-C×1)と多く、同社は「ドッキングステーションのように活用できる」としている。

 USBハブはUSB 3.1 Gen1準拠。アップストリームポートは2基(Type-B×1、Type-C×1)。KVM(Keyboard-Video-Mouse)機能に対応し、2台のPCでUSB LANアダプタや、接続したマウス・キーボードを切り替えて使用できる。

 また、USB Type-Cケーブルで複数のEV2795を数珠繋ぎ(デイジーチェーン)することで、マルチディスプレイを構成できる。構成可能な画面数は、ノートPC本体のディスプレイを含めて3つまで。

 パネルのスペックは、表示色数約1,677万(8bit対応)、画素ピッチ0.233mm、視野角178度(水平/垂直)、輝度350cd/平方メートル、コントラスト比1,000:1、応答速度5ms(中間階調域)。

 外観寸法は幅611.4×高さ368.6~545.2×奥行き230mm。質量は約8.5kg。ヘッドホン端子(ステレオミニ)やスピーカー(1W+1W)も備える。スタンドは昇降、チルト、スイベル、ピボットに対応する。取付穴ピッチ(VESA規格)は100×100mm。

 付属品はUSB Type-Cケーブル、電源コードなど。