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Seagate HDD「Exos X20」の20TBが発売、エンタープライズ向け

ST20000NM007D

 最大容量20TBのSeagate製エンタープライズHDD「Exos X20」シリーズが登場、容量20TBの「ST20000NM007D」がオリオスペックで17日(金)開店時から販売が開始される。販売価格は89,760円。

クラウド・大規模データセンターなどを対象としたエンタープライズ向けHDD

 Exos X20は、クラウド・大規模データセンター、ビッグデータ用途などを対象としたエンタープライズ向け3.5インチHDD。

 最大連続データ転送速度285MB/sという高いパフォーマンスや、550TB/年の作業負荷率、MTBF 250万時間といった高信頼性が売り。ヘリウム充填技術によるドライブの低消費電力化・軽量化で、総所有コストも節約できるとしている。

 ExosシリーズからはこれまでにExos X18の18TBモデルが登場しているが、今回の20TBはそれを上回る容量。SeagateはNAS向けHDD「IronWolf Pro」の20TBモデルも同時に発表しており、同日から販売が始まる。

 ST20000NM007Dの主なスペックは、インターフェイスがSATA 6Gb/s、キャッシュ容量が256MB、回転速度が7,200rpm、パフォーマンスが最大連続データ転送速度285MB/s、ランダムリード168 IOPS、ランダムライト550 IOPS、消費電力がアイドル時平均5.4W、ランダムリード時最大9.4W、ランダムライト時最大6.4W、サイズが高さ26.1×幅101.85×奥行き147mm、重量が670g。

 ちなみに、オリオスペックによれば、プラッタ10枚のExos X20 20TBモデルの重量は681gだったとのこと。プラッタ9枚のExos X18 18TBモデルは658gで、1プラッタ増えたことで23gアップした、と評価している(重量は静電気防止袋に入った状態で計測)。

 なお、Exos X20にはこのほか容量18TBモデルやSAS 12Gb/s対応モデル、SEDモデル(自己暗号化ドライブ)などが用意されている。

[取材協力:オリオスペック]