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第12世代Coreプロセッサーの下位モデルやH670/B660/H610マザーが多数発売

第12世代Coreプロセッサー

 Alder Lake-Sことデスクトップ向け第12世代Coreプロセッサーの新モデルが複数登場、Core i7-12700など計8モデルが発売された。

 今回入荷したのは、12コア(8P+4E)/20スレッドの「Core i7-12700/12700F」、6コア(6P+0E)/12スレッドの「Core i5-12600/12500/12400/12400F」、4コア(4P+0E)/8スレッドの「Core i3-12100/12100F」の計8モデル。“F”付きモデルはGPU機能非搭載。また、Alder Lake-SのCore i3モデルは今回が初登場となっている。

 店頭価格はCore i7が43,800~48,800円、Core i5が24,800~32,800円、Core i3が13,980~18,800円。LGA1700に対応したトップフロータイプの新型CPUクーラー「Laminar RM1」が付属している。

初登場のCore i3
Core i3-12100F
第12世代
Core i7 2モデル
Core i5 4モデル
Core i3 2モデル

Intel Z690の下位チップセット3モデルも同時発売

 CPUの発売にあわせて、Intel Z690の下位にあたるチップセット「Intel H670」「Intel B660」「Intel H610」を搭載したマザーボードも各社から登場。ASUS製品8モデルを始め、ASRock、GIGABYTE、MSIの各モデルが店頭に入荷している。大半がDDR4メモリ対応モデルで、店頭価格は14,850~33,980円。

ASUS製品

 Intel H670/B660/H610は開発コード名「Alder Lake」の第12世代Intel Coreプロセッサに対応したチップセット。Intel 600シリーズチップセットのバリエーションで、Intel Z690より下のモデルだ。

ASRock製品
GIGABYTE製品
MSI製品

 “フル仕様”である最上位のZ690と比較すると、CPUのオーバークロックをサポートしないほか、PCIeインターフェイスのレーン数が少ないなどの違いはあるものの、価格はZ690より低く設定されている。

 当然、マザーボードもZ690搭載製品に比べ安く入手できるので、PCIeレーンやUSB 3.2ポートが多くなくても構わないといった場合は、H670/B660/H610マザーを選択してコストを抑えることができる。

 ラインナップは上位からH670、B660、H610の順となり、下位の方がDMI 4.0(CPUとチップセットとを繋ぐインターフェイス)やPCIe 4.0/3.0のレーン数、USB 3.2ポート数が少ないなどスペックが低い。特に、最下位のH610はPCIe 4.0とUSB 3.2 Gen2x2が非搭載なので、これらのインターフェイスが欲しい人は要注意だ。

[取材協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館ドスパラ秋葉原本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店]