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Intel Arc A770M搭載の小型ベアボーン「NUC 12 Enthusiast Kit」が発売、価格は約25万円
2022年10月7日 11:00
Intel Arc GPUを搭載したゲーマー・クリエイター向け小型ベアボーン「Intel NUC 12 Enthusiast Kit（NUC12SNKi72）」（コードネーム Serpent Canyon）が発売された。対応メモリはDDR4 SO-DIMM。電源アダプタ用コードは別売り。店頭価格は248,000円。
Intel Arc GPUを搭載した小型ベアボーン、CPUはCore i7-12700H
Intel NUC 12 Enthusiast Kitは、ユーザーがメモリ、M.2 SSD、OSを別途用意し、組み込んで完成させる小型のベアボーン。以前に登場した「Intel NUC 12 Pro」よりは大きいが、容量2.5リットルというコンパクトな筐体に、CPUの第12世代Core i7に加えGPUのIntel Arcを搭載し、コンテンツ制作やゲーミングといった用途に応じるという高性能を実現しているのが特徴だ。
Arcは新設計のマイクロアーキテクチャ「Xe-HPG」を採用したGPU。デスクトップPC向けとしてA380を搭載したビデオカードが既に登場しているが、Intel NUC 12 Enthusiast Kitにはモバイル向けのA770Mが搭載されている。
モバイル向けArcのラインナップは5モデルで、A770Mが最上位。下位にはA730M、A550M、A370M、A350Mがある。A770MのGPU仕様は、Xe-coreが32個、レンダリング・スライスが8個、 レイ・トレーシング・ユニットが32個、クロックが1,650MHz。搭載メモリはGDDR6 16GBで、メモリー・インターフェイスは256bit、帯域幅は512GB/s、速度は16Gbps。
搭載CPUはモバイル向けのCore i7-12700H（6P＋8Eコア/20スレッド、最高4.7GHz）。メモリスロットはSO-DIMM×2（DDR4-3200、最大64GB）。ストレージ用スロットはM.2 Type 2280×3（PCIe Gen4 x4×2、PCIe Gen3 x4/SATA 6Gbps×1）。
インターフェイスはHDMI 2.1×1、DisplayPort 2.0×2、Thunderbolt 4/USB 4 Type-C×2、2.5GbE×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×6、3.5mmヘッドセットジャック×1、3.5mmスピーカー/光デジタルジャック×1、SDカードスロット×1。無線機能はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.2。
本体のサイズは幅230×奥行き180×高さ60mm。付属のスタンドを用いて縦置きできる。電源は付属の外付けアダプター（DC 19.5V、330W）。ACコード（C13タイプ）は別途用意する。
