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グラボ斜め配置の新型ケースや21GB/sの超高速SSD RAIDなど!SilverStoneイベントレポート、小学生が制作したランドセルPCも展示

LIFORK AKIHABARA II 1Fで開催
久しぶりのリアルイベントながら、会場は来場者で盛況

 SilverStone Technologyと国内代理店テックウインドは11月12日(土)、LIFORK AKIHABARA IIにて「SilverStone Selection 2022 Step to the future」と題して、未発表の同社製品展示などを含んだイベントを開催。

 SilverStoneとしては3年ぶりのリアルイベントという同イベントの模様をお伝えします。

未発表のSilverStone新製品が多数展示

 会場には、SilverStoneの未発表製品が多数展示されていました。

 特に目を引いたのが、2023年発売予定の大型ケース「ALTA F2」。SilverStoneではお馴染みとなるトップにバックパネルが配置される煙突構造のPCケース。

 煙突効果により効率的な放熱を実現しているのは従来の同種製品と同様ですが、ALTA F2はライザーケーブル内蔵でビデオカードを縦配置可能となっているのがポイント。垂直方向の配置だけでなく、11.3度の傾斜を加えて斜めに配置することで冷却効果を最大化できるという、他製品に類を見ない配置オプションが用意されています。

 底面には18cmファン×3を標準搭載しており、540mmラジエーターを設置することも可能とのこと。

 ALTA F2のほかにも、RGBファン搭載モデルや今となっては希少な5インチオープンベイ搭載モデルなど、複数の未発売ケースが展示されていました。


 そのほかの展示コーナーでは、電源ユニットやCPUクーラー、ケースファンなどが展示。

 電源ユニットコーナーには、ATX 3.0準拠で12VHPWRコネクタ搭載の未発売電源「HELA R」シリーズが並んでいました。

 HELA RシリーズはいずれもCybenetics Platinum認証を取得した高効率電源で、電源ユニット側コネクタも12VHPWRのネイティブケーブルが付属。ケーブル設計もフラットタイプで、既存の「DA1000R Gold」に付属する12VHPWRケーブルと比べて柔軟性に優れています。

 最大容量モデルの「HELA 1300R」では、1,200Wモデルよりも短い奥行き14cmというコンパクトサイズが特徴とのこと。


 またSilverStone製品の展示ではありませんが、同社のパーツが使われている小学生作のMOD PCも展示されていました。

 夏休みの自由研究として小学6年生の長岡翼さんが制作したという、ランドセルの中にPCを組み込んだMOD PCで、しっかり背負えるんだとか。ビデオカード内蔵でゲームも遊べるとのことで、見た目も含め完成度の高いマシンとなっていました。

Solidigmは高速SSD「P44 Pro」RAIDデモなどを披露

 特別協賛のSolidigmは、発売から間もない高速M.2 SSD「P44 Pro」を中心に出展。ブースでは競合他社製品とCrystalDiskMarkを使った実測値比較が行われていました。

Solidigmブース
P44 Pro
競合他社製品(右)に比べ高速であることがアピール

 展示のほか、オーバークロッカーの清水貴裕氏によるP44 ProのRAID構成デモセッションも開催。6枚挿し環境でリード21GB/s超の超高速動作が披露されていました。

伊石真由さん(左)と清水貴裕氏(右)
シーケンシャルリード21GB/sを達成

協賛メーカー各社のデモ展示も

 そのほか、協賛メーカーASUS/ASRock/MSI/GIGABYTEの各社からも、同社製品とSilverStone製品を組み合わせた展示が行われていました。

GIGABYTEからはクリエイター向けの4K有機ELパネル採用ノートが展示、SilverStoneの外付けSSDケースも接続されていました
MSIはTGS 2022でも展示されていたモンスターノートPC「TITAN GT77」を展示、こちらもSilverStoneの外付けSSDケースが接続されていました
ASRockはSilverStoneのスリム簡易水冷CPUクーラー「VIDA 120 Slim」を組み込んだ「DeskMeet B660」を展示
ASUSはSilverStone製ケース「FARA 512Z」とROG STRIXシリーズを組み合わせたゲーミングPCをデモ