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GWセール品を中心にPCパーツの売れ行き好調、Windows 11に備えて自作PC復帰の方も

~ アキバのショップ店員が語る2023年のGW その1 ~

 マスク着用や外出自粛など、新型コロナウイルス感染症対策が緩和されつつある2023年。アキバのショップスタッフにGW期間中に印象に残った製品や出来事について聞いてみました。

 Windows 11がある程度新しい環境でないとインストールできないため、古いPC環境を使い続けていた方などが来店されていたと思います。特価販売していたB760・B660マザーボードと第13世代 Core i5をセットにコスパ重視で組み込むという例が多かったです。一式というよりは、CPU・マザー・メモリといった主要パーツだけ買っていく方を多く見かけました。

 ちなみに、うちではCore i3-13100を主軸にした「i7-2600kより遥かに速い三点セット」も用意しました。

 GW期間は前半と後半でかなりお客さんのパーツ選定が異なっていたように思えます。前半はCore i9やi7に合わせてNZXTのH9やH5、AntecのPerformance 1やP20CといったPCケースがよく選ばれ、後半はCore i5に合わせてコスパに優れたThermaltakeのVersa H17辺りのケースが選ばれていました。

 そのほかにも高額なMini-ITXケースなど普段選ばれにくいモデルなどが出ていたので、そこはGW効果なのかなと思いました。

 Intelは第13世代のCore i7・i5辺りが人気でした。特にCore i5-13500は爆売れで、多めに仕入れたのですが完売しそうな勢いでした。あとはCPUの反り防止フレームも完売するほど好調でした。

 AMDだとRyzen 9 7950X 3Dが相変わらず人気です。GW期間中に期間限定でセールを行っていたので、売上数に拍車がかかっていました。

 担当していたフロアでは、セール品の玄人志向製GeForce RTX 4070 Tiとキャッシュバックキャンペーンを実施していたTUF GamingのGeForce RTX 4080がよく売れていました。一緒に12VHPWR電源コネクタを搭載したATX 3.0の電源も購入する方が多く、中でもCORSAIRとFSPの二強といった感じで人気でした。

 DDR5メモリをGW期間中に特価販売していたのですが、セットでDDR5対応マザーボード+第13世代Core i7・i5を購入する方が多かったです。DDR5メモリの価格がかなり落ちてきて在庫も潤沢になっているおかげで、かなり浸透してきているように思えます。

 あとは10万円を切るGeForce RTX 4070シリーズがよく出ていました。その中でもASUSとMSIのモデルは特に人気でしたね。

 セール品のASRock B760 Pro RS/D4と第13世代のCore i7・i5をセットで購入される方が多く、GWのチラシ商品もほぼ全て完売しました。また、数量限定でDeepCoolのAK400のセールも実施していたのですが、それも早めに売り切れました。