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「FCカセットにラズパイ載せてDOOMがヌルヌル動いちゃう基板」の再頒布版が入荷

ファミコン上で「DOOM」が動作

 「FCカセットにラズパイ載せてDOOMがヌルヌル動いちゃう基板(キット)【再頒布/青基板同梱版】」の販売を家電のケンちゃんが開始した。

 「BAKUTEN工房」制作の同人ハードで、店頭価格は8,480円。

コロナ禍で部品確保が難しくなっていた人気キットの再頒布版

 これは、Raspberry Piを使ってファミコン上で「DOOM」を動かすためのカセット組み立てキット。ゲームのプログラム処理はRaspberry Piが担当し、映像はファミコンのPPU(Picture Processing Unit)を介して出力されている。

 Andrew Tait氏が考案した「NES DOOM」を改良したもので、基板についてはAndrew Tait氏の許可を取っているという。

 2020年に店頭販売が始まったが、その後、コロナなどで半導体不足などが続き、部品確保ができない状況に。今回、主基板であるRaspberry Piが購入できるようになってきたので、頒布を再開することにしたという。

 なお、再頒布版のキットには FX2LP CY7C68013A(青基板)が付属。ファミコン実機で動作するがFC互換機ではほぼ動作しないという。また、ファミコン実機でも一部の赤白ファミコンで画面がちらつく場合があるとのこと。

完成品サンプル

 内容物はFC DOOM基板、FX2LP CY7C68013A(青基板)、FC DOOM基板部品一式。別途用意する物はRaspberry Pi 3 Model A+、microSDカード(4GB以上)、miniUSBケーブル、でかカセットケース。

 ちなみに、今回の再頒布版ではケース加工がなるべく少なくなるようにFC DOOM基板を作り直したとのこと。

【NES DOOM(The Ultimate DOOM,DOOM2,DOOM)】

[取材協力:家電のケンちゃん]