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最高性能を謳うポータブルゲーミングPC「ONEXFLY」発表、高級感溢れる10.1インチ2in1「ONEMIX 5」も

 ONE-NETBOOK Technologyによる製品発表会が、29日(木)に都内で開催。発表会では、7インチポータブルゲーミングPC「ONEXFLY」と、10.1インチの2in1タイプPC「ONEMIX 5」の2機種が披露された。

 いずれも価格は未定で、ONEXFLYは今年初秋、ONEMIX 5については今夏での国内発売が見込まれている。

ポータブルゲーミングPC最高性能をより小さくより軽く実現したONEXFLY

 ONEXFLYは、ハンドヘルド型のポータブルゲーミングPC。タッチ対応の7インチフルHD(1,920×1,080ドット)液晶パネルを採用し、リフレッシュレートも最大120Hzをサポートする。

実機写真はいずれも開発サンプル機

 CPUには8コア/16スレッドの「Ryzen 7 7840U」を採用し、Ryzen AIエンジンによるAI処理アクセラレーションに対応。内蔵GPUはRDNA 3アーキテクチャの「Radeon 780M」で、GeForce GTX 1650 Ti Mobileに匹敵する性能を実現しているという。

 本体メモリはLPDDR5X-7500 16GBまたは32GBで、ストレージはPCIe 4.0 x4接続のM.2 2280 SSDを内蔵する。OSはWindows 11。

 本体サイズは263.6×98.25×22.6mm、重量は580gで、先日発売された「某ハンドヘルドポータブルゲーミングPC」(同社)よりも小さく軽量ながら、バッテリーサイズは48Whで同社の過去製品と同じ容量を維持しているという。

 2年ぶりの来日という同社CEOのJack Wang氏は、ハードウェア面だけでなくゲームランチャー機能「ONEXPLAYER GAME CENTER」を新搭載していることもアピール。「ユーザー体験を改善するために大きな労力をかけて開発した」と語っていた。

プラスチック塗装で実績ある国内メーカー武蔵塗料を採用し質感をアップ
カスタマイズできるRGBロゴ
没入感あるサウンドを実現するHARMAN AudioEFX
Radeon RX 7600MT搭載の外付けGPUボックスも別売予定とのこと
ONEXFLY: A Fusion of Perfection

 開発サンプル機での動作のため、製品版と異なる場合があることを予めお断りしておくが、フルHD解像度の「Forza Horizon 5」が100fps以上で動作するなど、高リフレッシュレート液晶を活かせる性能が備わった製品として期待できそうだ。

Forza Horizon 5がスムーズに動作していた
フルHD解像度の画質プリセット「低」で100fpsを超えるシーンも
低プリセットのベンチマーク結果
中プリセットのベンチマークでも平均60FPS超えの動作を実現している

レザー素材で高級感と高性能を実現したONEMIX 5

 ONEMIX 5は、クラムシェルスタイルの10.1インチPC。一般的な360度回転ヒンジや着脱式の2in1と異なり、ディスプレイ中間部にフリップを備え回転する機構を備えるのが特徴。

 ノートPCモードとタブレットモード、ステージモードの3モードで使える3in1なPCを謳う。

 液晶パネルはLTPS 10.1インチ(2,560×1,600ドット)パネルを採用。タッチ操作や4,096段階筆圧検知ペンにも対応する。

 CPUには10コア/12スレッドのCore i7-1250U(96EUのXe Grapics内蔵)、16GB LPDDR5-5200メモリ、1TBまたは2TB PCIe 4.0 x4接続M.2 SSDを搭載。OSはWindows 11。サイズは173×136.5×17.8mm。重量は「900g未満を目指している」(同社)とのこと。

 ボディ表面にUMPCとしては初めてというレザーを採用し、高級感のある見た目を実現。これまでのONEMIXシリーズで、移動の多いビジネスパーソン向け製品として、大学教授やビジネスエグゼクティブといったユーザー層もあることからレザー素材の採用に至ったという。

 なお、国内発売にあたっては日本語キーボード配列モデルが用意されるそうだ。

キーボードはバックライト搭載
1.1万mAhバッテリー内蔵で5.5時間の動画再生が可能(JEITA 3.0準拠)