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ASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone 7」が国内発売、最上位モデルは約18万円

「ROG Phone 7」

 L/Rボタンのように使用できるという超音波タッチセンサーも搭載する6.78型SIMフリーゲーミングスマートフォン「ROG Phone 7」「ROG Phone 7 Ultimate」の販売をASUS JAPANが開始した。ROG Phone 7 Ultimateは数量限定での販売となる。

 ROG Phone 7は計4モデル。メモリ12GB+ストレージ256GBモデルとメモリ16GB+ストレージ512GBモデルがあり、各モデルで本体カラーがストームホワイト、ファントムブラックのモデルが用意される。店頭価格はメモリ12GB+ストレージ256GBモデルが129,800円。メモリ16GB+ストレージ512GBモデルが149,800円。

 ROG Phone 7 Ultimateはメモリ16GB+ストレージ512GB、本体カラーがストームホワイトの1モデル。店頭価格は179,800円。(いずれも一部ショップは10%ポイント還元サービスあり)

超音波タッチセンサーや165Hz対応のAMOLEDディスプレイを備えたゲーミングスマホ

 ROG Phone 7とROG Phone 7 Ultimateは、6.78型ワイドAMOLEDディスプレイ(2,448×1,080ドット)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2、Android 13(ROG UI)を搭載したスマートフォン。ROG Phone 7 Ultimateは充電時や着信時などにアニメーションを表示する2.0型OLEDディスプレイのROG Vision(裏面)も搭載する。

 Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2は従来のSnapdragonより大幅に性能が向上、かつ省電力化し、ゲームをさらに快適に楽しめるようになったとしている。特にレイトレーシング対応ゲームでは、今までより圧倒的にリアルなグラフィックスでゲームを楽しむことができるという。

 搭載メモリはROG Phone 6で搭載していたLPDDR5メモリより約33%高速というLPDDR5Xメモリ。搭載ストレージはROG Phone 6に搭載されているUFS 3.1より約2倍高速というUFS 4.0対応ストレージ。メモリ16GB+ストレージ512GBモデルでは、スマートフォンとは思えないほどのゲーミング性能を発揮できるとしている。

 バッテリー容量は6,000mAh。最長約17.9時間(LTE通信時)の連続駆動時間を実現し、ほぼ1日中バッテリーだけでゲームをプレイすることができるとしている。また、熱源のプロセッサーを避けるようにバッテリーを3,000mAh+3,000mAhに分割搭載し、熱による劣化を起こりにくくしているという。

 メインプロセッサーの表面には、熱伝導率が極めて高い窒化ホウ素を使用した熱伝導グリスを塗布したといい、これにより熱が素早く強力に放熱部に移動するという。サーマルスロットリング(温度上昇時に周波数を低下させる機能)の発動を抑え、メインプロセッサーの性能を最大限に発揮できるとしている。

 熱処理にはベイパーチャンバーとグラファイトシートを使用。どちらも熱処理性能が向上するよう改善したといい、またベイパーチャンバーとグラファイトシートの組み合わせは熱処理性能が大変高く、長時間ゲームをプレイし続けても熱の心配をする必要がないという。

 ROG Phone 7 Ultimateには外付け冷却機構のAeroActive Cooler 7が付属する。取り付けるとスマートフォンの裏面の一部が自動で開き、冷気を直接内部に送り込むことで超強力な冷却が行われるとのこと。

「ROG Phone 7 Ultimate」と外付け冷却機構の「AeroActive Cooler 7」

 AMOLEDディスプレイでは165Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度が実現。画面の動きが速いゲームでも、なめらかな動きとハッキリとした表示を行うことができるとしている。また、液晶ディスプレイでは黒潰れしてしまうような場面でも、AMOLEDディスプレイでは豊かな階調表現で細部まで違いを認識できるという。

 画面には強化ガラスのCorning Gorilla Glass Victusが搭載。業界トップクラスの堅牢性を誇るといい、2mからの落下テストをクリアするほどの堅牢性を持つという。

 本体の右側面の上端と下端には超音波タッチセンサーのAirTriggerが搭載。ゲーム機用コントローラーのLボタンとRボタンのように使用でき、ゲームの操作性を大幅に向上させるとしている。

 他にも、本体を上下左右に傾けることでFPSゲームでの銃器の照準操作などが行えるというジャイロスコープエイミング機能、X軸リニアモーターによるバイブレーション機能、ゲーム以外のメモリ消費を最低限に抑え、さらに快適にプレイできるようにするというXモード、ゲーム中にWebブラウザ・マクロ機能の使用、録画、照準表示などが行えるというGame Genie機能などが搭載されている。

 本体前面の左右には12mm×16mmのスピーカーが搭載。左右のスピーカーから音がそのまま耳に届き、気持ちの良いステレオ感を楽しむことができるとしている。また、空間オーディオ技術のDirac Virtuoに対応し、ヘッドホンやイヤホンで映画館のような立体的なサウンドを楽しむことができるという。

 192kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生、Qualcomm aptX/aptX Losslessにも対応。また、ROG Phone 7 Ultimateに付属するAeroActive Cooler 7は、13mm×38mmのサブウーファーを搭載し、スマートフォンの2つのスピーカーと合わせて2.1chサウンドを実現できるとしている。

 背面カメラは、5,000万画素の広角メインカメラ、1,300万画素の超広角カメラ、500万画素のマクロカメラの3つ。異なる特徴を持つ3つのカメラで、どんな場面でも最高の写真や動画を撮影できるとしている。また、前面に3,200万画素の高解像度カメラを搭載し、インカメラとは思えないほどの精細な写真や動画を撮影できるとしている。

 セキュリティ面では、画面にタッチして指紋認証を行う画面内指紋認証に対応するほか、メガネやマスクの有無が影響しないという顔認証機能を搭載する。

 上記以外の仕様は、バッテリー駆動時間が約17.3時間(Wi-Fi通信時)、約15時間(5G通信時)、サイズが高さ173×幅77×奥行き10.3mm、質量が約246g(ROG Phone 7 Ultimate)、約239g(ROG Phone 7)。

[取材協力:ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館]