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初代ファミコンを使った「携帯FC作成キット」が近日登場、動作デモ中

携帯FCの完成品サンプル

 ファミリーコンピュータ本体を携帯ゲーム機に作りかえるためのパーツセット「携帯FC作成キット」が登場、家電のケンちゃんで展示デモが始まっている。

 キットは早ければ年内に入荷予定で、予価は8,500円。LITTLE SOUNDの同人ハードで、本体ケースのカラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色。ファミコン本体の基板や液晶パネルなど一部パーツは別途用意する必要がある。

前期型ファミコン本体を使った携帯ゲーム機自作キット

 携帯FCは3.5インチ液晶パネル、カセット用スロット、十字ボタン、Aボタン、Bボタンなどを装備した携帯型ゲーム機。「前期型ファミコン本体」を作りかえたというもので、ファミコン本体からスロット、ボタン、ICなどを取り外して作成するという。

ボリュームつまみや電源/リセットボタンなどを装備
側面

 セット内容は本体ケース、裏蓋、スペーサ、抵抗、コンデンサ、ピンヘッダ、ピンソケットなど。他に用意するものは前期型ファミコン本体、バッテリー、液晶パネル、線材、テープ類。また、半田ゴテ、半田を除去する物(半田吸い取り機等)、ドライバー、ニッパーなどの道具が必要とのこと。

裏面
携帯FC作成キット

 前期型ファミコン本体の特徴については、カセットの差込口が鉄板で覆われていないといい、「手前のシールにFFマークが無い物も基本的には前期型」「基本的にはHVC-CPU-07と書かれている基板が対象になります」とも説明されている。また、四角ボタンの物はボタンが流用できないといい、後期型やAVファミコンは基板の大きさが違うため対応しないという。

キットの構成
本体用シールは複数付属

 携帯型のファミコン本体は、すでに複数の互換機が発売されているが、今回の端末は初代ファミコンがベースのため、「互換機で発生するゲームの動作問題が起こらない」(家電のケンちゃん)とのこと。

別売りのファミコン基板(右が前期型、左が後期型)
前期型と携帯FC

[取材協力:家電のケンちゃん]