ニュース

AcerのCore Ultra 7搭載ノート「Swift Go SFG14-72-F73Y/FE」が発売、実機展示もスタート

「SFG14-72-F73Y/FE」

 開発コード名「Meteor Lake」のインテル Core Ultra プロセッサー・ファミリー(以下「Core Ultra」と記述)を搭載した日本エイサーの14インチノートPC「SFG14-72-F73Y/FE」が12月15日(金)に発売された。販売店のソフマップAKIBA パソコン・デジタル館では、製品の体験などができるコーナーを設置している。

 店頭価格は219,800円で、10%のポイント還元サービス付き。

グラフィックス性能が前世代の最大2倍というIntel Arcも搭載されたノートPC

 SFG14-72-F73Y/FEはノートPC「Swift Go」シリーズにおけるCore Ultra搭載モデル(以下、SFG14-72-F73Y/FEを「Swift Go」と記述)。

 Core Ultraは米Intelが12月14日付けで発表した新しいCPU。同社初のクライアントオンチップAIアクセラレーターというNPU(Neural Processing Unit)のIntel AI Boostが搭載されている。

 Intel AI Boostは長時間のAIワークロードを低電力で行うことを目的に構築されているという。AIワークロードにおいてCPUとGPUの処理を補い、NPUが搭載されていない第13世代インテル Core モバイル・プロセッサーの2.5倍の電力効率を実現するという。

 また、第13/12世代インテル Core モバイル・プロセッサーがPコア、Eコアという2種類で構成されていたのに対し、Core UltraはPコア、Eコア、低消費電力のLP Eコアの3種類で構成されている。

 新しいPコアによりIPC(Instructions Per Cycle)が改善されたといい、新しいEコアとLP Eコアは競合製品を最大11%上回るマルチスレッド性能を提供するとしている。

 グラフィックス性能が前世代の最大2倍というGPUのIntel Arcも搭載されている。レイトレーシングのハードウェアアクセラレーション、AV1コーデックのエンコード・デコード、HDMI 2.1、DisplayPort 2.1などがサポートされる。

 Swift GoにはCPUとしてIntel Core Ultra 7 155Hが搭載されている。日本エイサーはSwift Goについて、Intel AI Boostを搭載したPCとして「日本市場どこよりも早い初めてのお目見え」とアピールしている。

 同CPUの主な仕様はコア数が16(Pコア6、Eコア8、LP Eコア2)、スレッド数が22、最大周波数が4.8GHz、キャッシュが24MB Intel Smart Cache、GPUのXe-core数が8、グラフィックス最大動的周波数が2.25GHz。

 IPSパネルを採用した14インチディスプレイが搭載されている。解像度は2,240×1,400。アスペクト比は16:10。ディスプレイを囲むベゼルを狭く設計したといい、「スタイリッシュかつ画面に集中できるデザイン」としている。

 筐体の重さは約1.32kg、厚さは約14.90mmで、軽量薄型設計を実現したとしている。また、冷却システムのAcer TwinAirを搭載し、複数の冷却モードをサポートするデュアルファンとデュアル銅製サーマルパイプにより高い冷却性能を実現したとしている。

 タッチパッドには、海岸から約50km圏内の内陸で回収されたオーシャンバウンドプラスチックを素材に入れ込んだ、「OceanGlassタッチパッド」を採用しているという。海に流出する可能性が高い廃棄物を製品に再利用することにより、海洋プラスチックやマイクロプラスチックの削減に貢献するとしている。

 キーボードは英字配列。メモリ容量は32GB。ストレージは512GB SSD。上記のほかWindows Hello対応指紋認証リーダー(電源ボタンに搭載)、360万画素Webカメラ、Thunderbolt 4対応USB 4 Type-Cポート、USB 3.2 Type-Aポート、HDMIポート、無線LAN機能(IEEE 802.11ax)、マイクロフォンを搭載する。バッテリー容量は65Wh。

[取材協力:ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館]