フルHDでゲームが遊べるZen4コア搭載の「Ryzen 8000G」が31日発売、Ryzen 5000の新モデルも

　AMDは8日（米国時間）、APU「Ryzen 8000G」シリーズ、「Ryzen 5000」シリーズ新モデルを発表した。

　米発売予定日はいずれも1月31日。

Zen4アーキテクチャ採用のRyzen 8000GシリーズAPU

　Ryzen 8000Gシリーズは、「Zen4」アーキテクチャ採用のCPUコアと、Radeon 700MシリーズGPUを搭載したAPU。ディスクリートGPU不要でAAAゲームを1080pでスムーズにプレイできる性能を実現しているとする。

　ラインナップは8コア/16スレッドの「Ryzen 7 8700G」、6コア/12スレッドの「Ryzen 5 8600G/8500G」、4コア/8スレッドの「Ryzen 3 8300G」の4製品。米国想定価格はそれぞれ329ドル/229ドル/179ドル（8300Gは設定無し）。

　Ryzen 7 8700GとRyzen 5 8600GはRyzen AI対応で、NPUも備える。

　対応ソケットはいずれもAM5で、対応メモリはDDR5。主な製品仕様は以下の通り。

Socket AM4世代のRyzen 5000シリーズにも新モデルが追加

　Zen3アーキテクチャを採用したRyzen 5000シリーズには、新たに8コア16スレッド仕様の「Ryzen 7 5700」と3D V-Cacheテクノロジーにより96MBのL3キャッシュを備えた「Ryzen 7 5700X3D（8コア/16スレッド）」が追加。米国想定価格は249ドル/175ドル。

　Ryzen 7000シリーズと異なり、既存のRyzen 5000シリーズでは内蔵GPU非搭載となっていたが、新たにRadeon Graphicsを内蔵した6コア/12スレッドの「Ryzen 5 5600GT」とブーストクロックが異なる「Ryzen 5 5500GT」の2製品も追加されている。米国想定価格は140ドル/125ドル。

　対応ソケットはいずれもAM4で、対応メモリはDDR4。主な製品仕様は以下の通り。