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VRMも冷やせるARCTICの「Liquid Freezer III」に420mmラジエーター採用モデル

「Liquid Freezer III 420(ACFRE00137A)」と「Liquid Freezer III 420 A-RGB White(ACFRE00153A)」

 ARCTICブランドのオールインワン水冷CPUクーラーに新モデルが登場、420mmラジエーターを採用した「Liquid Freezer III - 420(ACFRE00137A)」と「Liquid Freezer III 420 A-RGB White(ACFRE00153A)」が発売された。前者はLED非搭載のブラックモデル、後者はARGB対応のLEDを搭載したホワイトモデルとなっている。

 店頭価格は順に20,980円、24,980円。

VRMを冷却するための60mmPWMファンも搭載した水冷クーラー

 これらは、AMD製CPU(Socket AM4/AM5)とIntel製CPU(LGA1700)に対応した水冷式のクーラー。ファンケーブルがチューブのナイロンメッシュに組み込まれているため、マザーボードに接続するケーブルが1本で済むという。

 4月に発売された「Liquid Freezer III」のバリエーションモデル。今回入荷したのは140mmサイズのファンが3つ搭載されたモデルで、ラジエーターサイズは458×138×38mmと大型のものが採用されている。主な仕様はベースモデルと同じ。

 取り付け方法については「LGA1700コンタクトフレーム」に言及している。ARCTICのマウンティングフレームは、CPUを変形させず、物理的な負荷を大幅に軽減し、素早く簡単に取り付けられるなどとしており、これにより冷却性能を安定化し、メインボードとCPUへの物理的な負荷を最小限に抑制するという。

 ただし、「LGA1700コンタクトフレームの使用にて、ソケットカバーを分解すると、マザーボードの保証がなくなります」とも説明している。

 また、「ネイティブAMDオフセット実装」も挙げている。AMDのRyzenプロセッサのオフセットされたホットスポットを考慮して、5mmのオフセットを設け、これによりクーラーを正確にプロセッサのホットスポットに取り付けることができるとしている。

 冷却ファンの仕様は各モデルで異なる。ブラックモデルは回転数 200~1,700RPM(±10%)、ノイズレベル 0.3 Sone、風量 72.8CFM、静圧2.4mm H2O。ホワイトモデルは回転数 200~1,900RPM(±10%)、ノイズレベル 0.3 Sone、風量 69.9CFM、静圧2.0mm H2O。

[取材協力:オリオスペックOVERCLOCK WORKS]