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Microsoftのコンシューマ向け「Office 2024」が発売、買い切り型の永続ライセンス

Office 2024

 Microsoftのコンシューマ向け「Office 2024」が発売された。

 サブスクリプション契約無しで利用できる永続バージョン(買い切り型)で、店頭価格は「Office Home 2024」が34,470円、「Office Home & Business 2024」が43,980円、Word/Excel/PowerPoint/Outlook/Accessの各単体ライセンスが20,590円。なお、Home/Home & Businessのいずれのライセンスも商用利用可となっている。

Microsoft Officeの新バージョン

 Office 2024は、Windows/Macへの2台までのインストールに対応したオフィススイート。動作環境はWindows 10および11、macOSの最新バージョンで、利用にはMicrosoftアカウントとインターネット接続の両方が必要。

 Office Home & Business 2024は、従来の「Office Home & Business 2021」に替わるライセンスで、Word/Excel/PowerPoint/OutlookとOneNoteが含まれている。価格はOffice Home & Business 2021から据え置きになっている。

 Office Home 2024は、従来の「Office Personal 2021」に替わるライセンスで、Word/Excel/PowerPointとOneNoteが含まれている。Office Personal 2021にあったOutlookはライセンス外となり、新たにPowerPointが追加されている。価格はOffice Personal 2021(37,700円)よりも安価になっている。

 Outlookでは、検索機能の向上やアクセシビリティチェック、トラックパッドやマジックマウスのジェスチャーカスタマイズ(Outlook for Mac)などの機能が実装。Excelでは複数ワークブックを同時に開いている場合のパフォーマンスが改善しているという。

 PowerPointでは、ライブカメラの映像をスライドに直接埋め込む機能やレコーディングスタジオを使ったナレーションやペン入力記録に対応。OneNoteでは、フルスクリーンのペンフォーカスビューで画面全体を使ったペン入力などに対応する。

 Excelでは、ワークシートでテキストや配列をより簡単に使用するための新関数の追加、画像を簡単に直接貼り付けたり、IMAGE関数を使用して書式を変更せずに画像を挿入できるなどの機能が搭載。配列が再計算されると自動的に更新され、すべてのデータが取り込まれるグラフで、動的な配列を使ってさまざまなデータセットを視覚化できるなどとしている。

[取材協力:TSUKUMO eX.ツクモパソコン本店]