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Intelの最新GPU「Intel Arc B580」搭載ビデオカードが各社から登場、価格は49,800円から
2024年12月14日 00:01
Intelの最新GPU「Intel Arc B580」を搭載したビデオカードが13日(金)23:00に販売解禁。秋葉原地区では、14日(土)から複数のショップで販売が始まる。
ラインナップはIntel「Intel Arc B580 Limited Edition Graphics」、ASRock「Intel Arc B580 Steel Legend 12GB OC(B580 SL 12GO)」「Intel Arc B580 Challenger 12GB OC(B580 CL 12GO)」、SPARKLE「Intel Arc B580 TITAN OC(SB580T-12GOC)」の計4製品。店頭価格は49,800~52,980円
このほか、ASRockは「Intel Arc B570」を搭載したモデルも、後日発売予定。
最新のXe2アーキテクチャーを採用したIntelの単体GPU
Intel Arc B580(以下「Arc B580」と表記)とIntel Arc B570(以下「Arc B570」と表記)は、最新のゲーム機能やAIワークロードの高速化を目的に設計されたというGPU。
XeSS 2、第2世代レイ・トレーシング・エンジン、XMX AIエンジンにより、トップレベルの価格性能比で素晴らしい1440pのゲーミング体験を実現するとしている。
Arc Bシリーズが採用している最新のXe2アーキテクチャーは、演算効率とコア当たりのパフォーマンス向上、ソフトウェア・オーバーヘッドの削減を実現すべく最適化されているとしている。また、第2世代Xe-coreは、GPUに求められる最新のワークロードに必要な演算能力を提供するだけでなく、高性能XMX AIエンジンも内蔵するとしている。
前世代と比較してXe-core当たりのパフォーマンスが70%、消費電力当たりの性能が50%向上すると謳っている。Intel Arc B580グラフィックスは、Intel Arc A750グラフィックスに比べて1440pで平均24%高速化されるといい、中には最大78%高速になるゲームもあるという。また、競合製品との比較では、Intel Arc B580グラフィックスは価格性能比が最大32%向上するという。
XeSS 2には、XeSS Super Resolution、XeSS Frame Generation、Xe Low Latencyの3つのテクノロジーが含まれるとし、3つのテクノロジーをすべて有効化すると、1秒当たりのフレーム数を最大3.9倍に向上することが可能になるとしている。
Arc Bシリーズの特長として「パワフルなメディア・エンジン」も挙げている。2つのマルチフォーマット・トランスコーダー(MFX)を搭載したXeメディア・エンジンは、高速で高品質のマルチメディア(ビデオ)制作/再生を支援するよう設計されているとしている。また、GPUはAV1、H.265、H.264、VP9など、幅広いハードウェア・エンコード/デコード・コーデックにも対応するとしている。
各モデルの基本仕様は、搭載メモリ GDDR6メモリ 12GB(メモリクロック19Gbps、ビット幅 192bit)、映像端子 DisplayPort 2.1×3、HDMI 2.1a×1。補助電源端子 PCIe 8ピン×1(ASRock B580 SL 12GOはPCIe 8ピン×2)。バスインターフェイス PCIe 4.0 x8。