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ARCTICの簡易水冷クーラー「Liquid Freezer III Pro 360」が発売、計3モデル

「Liquid Freezer III Pro 360」

 360mmサイズのラジエーターを搭載した簡易水冷クーラーがARCTICから発売された。ラインアップは、LED非搭載の「Liquid Freezer III Pro 360」、ARGB LED搭載のブラックモデル「Liquid Freezer III Pro 360 A-RGB Black」、ARGB LED搭載のホワイトモデル「Liquid Freezer III Pro 360 A-RGB White」で計3種類。

 店頭価格は順に18,980円、21,980円、22,980円。TSUKUMO eX.ではARGB LED搭載ブラックモデルの展示が始まっている。

大型ラジエーターや高性能120mmファン「P120 Pro」を搭載した簡易水冷クーラー

 これらは、VRMなどのソケット周辺部品を冷却できる60mmファンをウォーターブロック部に内蔵した簡易水冷クーラー。ラジエーター用の冷却ファンには新型ファン「P120 Pro」が3基搭載されている。

 Liquid Freezer III Pro 360 A-RGBでは各冷却ファンにARGB対応のLEDが搭載されており、マザーボードメーカー各社のライティング制御ソフトから発光色やパターンの変更が可能となっている。

 より効率的な熱伝達のために、コールドプレートをCPUホットスポットにシフトしたオフセットマウント設計が採用されている。このほか、接触圧力の分布を最適化し、CPUの寿命を延ばし、放熱性を向上させる「LGA1700/1851コンタクトフレーム」が付属する。

 ただし、LGA1700/1851環境で利用する場合は、「ソケットカバーを分解するため、マザーザーボードの保証がなくなる」(製品パッケージ)ので注意が必要。

 主な仕様は共通で、冷却ファンの回転数は600~3,000RPM、風量は77CFM、静圧が6.9mmH₂O。ラジエーターサイズは398×120×38mm、チューブ長は450mm。対応ソケットはIntel LGA1700/1851、AMD Socket AM4/AM5。

 なお、一部のマザーボードではM.2 SSD用ヒートシンクと干渉が発生するため、互換性がない場合があるとしている。同社は公式サイトで対応マザーボードリストを公開している。

[取材協力:TSUKUMO eX.ツクモパソコン本店]