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IvyBridge版CeleronオンボードのMini-ITXマザーが初登場

「Celeron 1007U」、実売9,980円

 Ivy Bridge版のモバイル向けCeleronを搭載したMini-ITXマザーが登場、Celeron 1007Uを搭載した「GA-C1007UN-D」がGIGABYTEから発売された。実売価格は9,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 このCPUはオンボードでの搭載例が多いSandyBridge版Celeron、「Celeron 847」のIvy Bridge版とも言えるスペックだ

22nmプロセス、デュアルコア1.5GHzの低電力Celeron

 Celeron 1007Uは、22nmプロセスで製造されるIvy Bridgeベースのモバイル向けデュアルコアCPU。

 主なスペックは、2コア/2スレッド、クロック1.5GHz、キャッシュ容量2MB、TDP 17Wで、同じくMini-ITXマザーでの採用例があるSandy Bridge版のCeleron 847(クロック1.1GHz、TDP 17W)の上位モデルと言える。

 Celeron 847からの進化点として挙げられるのは、対応メモリと内蔵GPUのクロック。

 対応メモリについては、Celeron 847がDDR3 1333/最大16GBなのに対し、Celeron 1007UはDDR3 1600/最大32GBと強化されており、省電力メモリのDDR3L/DDR3 RSへの対応もうたわれている。

 内蔵GPUについては、ベースクロックは350MHzのままだが、最大クロックが800MHz→1GHzとアップ。GPUのブランドは「Intel HD Graphics」とされている。

 GA-C1007UN-Dは、そのCeleron 1007UとIntel NM70 Expressチップセットを搭載したMini-ITXマザーボード。

 PCI×1、DIMM×2のスロットを備えるなど、マザーのレイアウトは同社のCeleron 847搭載モデル「GA-C847N」とほぼ同様だが、GA-C847NにあったIDEポートがGA-C1007UN-Dでは削除されている。なお、対応メモリはDDR3 1600/最大32GBではなくDDR3 1333/最大16GBとされている。

 基板には、防湿効果や静電防止効果などがあるという「Ultra Durable 4 Classic」が採用。また、コンデンサは、50,000時間の寿命を持つ固体タイプを用いているという。

 主な搭載機能はHDMI、VGA、Gigabit Ethernet(2ポート)、6Gbps SATA、3Gbps SATA(2ポート)、3Gbps eSATA、USB 2.0、7.1チャンネルサウンド。

[撮影協力:テクノハウス東映パソコンショップ アーク]

GIGABYTE GA-C1007UN-D