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「NAS向け」をうたう新型HDDがSeagateから

 NAS向けのSeagate製3.5インチHDDの新製品が登場、「NAS HDD」シリーズが発売された。既存の「Constellation CS」より高い信頼性がうたわれている。

 販売を確認したのは容量2TBモデル「ST2000VN000」で、実売価格は11,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。このほか、3TBモデル「ST3000VN000」と4TBモデル「ST4000VN000」がラインナップされている。

1~5台向けのNAS用HDD

スペックなど

 NAS HDDは、ドライブベイが1~5基の小型NAS向けをうたった6Gbps SATA対応HDD。カスタマイズされたエラーリカバリー制御機能や電源制御機能、振動への耐性を持つという独自技術「NASWorks」を搭載し、1~5基のドライブベイでの使用時の信頼性を高めたという。

 同社のNAS向けHDDとしては、2012年11月に登場したConstellation CSシリーズがあるが、信頼性に関連するスペックはNAS HDDのほうが高い。公称スペックをConstellation CSと比較すると、MTBF(平均故障間隔)が80万時間→100万時間、ロード/アンロードサイクルが30万→60万など向上している。

 また、消費電力が、動作時の場合で8W→4.3Wと減少(2TBモデルの場合)するなど、省電力性も向上している。

 その他の2TBモデルの主なスペックは、キャッシュ容量64MB、最大内部転送速度159MB/s、消費電力が動作時4.3W、アイドル時3W、スタンバイ/スリープ時0.3W、動作音量がアイドル時19dB、動作時21dB、本体サイズが高さ26.11×幅101.6×奥行き146.99mm。

 なお、3TBモデル/4TBモデルについては、最大内部転送速度が180MB/s、消費電力が動作時4.8W、アイドル時3.95W、スタンバイ/スリープ時0.5W、動作音量がアイドル時23dB、動作時25dBなど、一部スペックが異なる。

[撮影協力:ドスパラパーツ館BUY MORE秋葉原本店]

Seagate ST2000VN000