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PCI Expressスロットを4基に増やせるカードが登場、8,980円

 1基のPCIe x1スロットを4基に増やすというPCI Express x1増設キット「PM-PCIE1T4」がProjectMブランド(アユート)から発売された。

 実売価格は8,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 増設されたスロットは、利用者が工夫してケースなどに固定する必要があり、同社は「上級者向けの製品」としている。

1基のPCIe x1スロットを4基のPCIe x1スロットにただしGen1対応

 この製品の構成パーツは、マザーボードのPCIe 1.1 x1スロットに装着する「ホストカード」と、4基のPCIe 1.1 x1スロットを備えた「デバイス用ボード」、両端に標準A端子を備えたUSB 3.0ケーブルの3つ。

 ホストカードとデバイス用ボードとをUSB 3.0ケーブルで接続することで、デバイス用ボードを延伸、4基のPCIe x1スロットが使えるようになるという仕組み。

 デバイス用ボードにはPericomのPCIe-PCIeブリッジチップ「PI7C9X」が搭載されており、各スロットはPCI Express x1(Gen1)に対応する。Webサイトには、全4スロットにPCIeカードを装着した写真も掲載されている。

 ただし、もともと1スロットの帯域を分岐していることと、「Gen1対応」ということから、たとえば「高パフォーマンスが必要なカードを4枚使う」というのは難しそうだ。また、同社では「接続機器によってチップとの相性により動作しない場合がある」としている。

 このほか、デバイス用ボードにはマザーやケースなどに固定するための金具などが付いておらず、設置の際はユーザーが工夫する必要がある。なお、ホストカードのブラケット部にはケーブルを通すための穴が開いており、デバイス用ボードをケース外に設置する場合などに利用できる。

 デバイス用ボードのサイズは127×83×15mm(突起物を含む)。使用時は、デバイス用ボードに4ピンペリフェラルまたはFDD電源端子による電源供給が必要。付属品はUSB 3.0ケーブル(長さ55cm)とLowProfileブラケット

[撮影協力:パソコンハウス東映]

ProjectM PM-PCIE1T4