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USBケーブルを使ったPCIe-PCI変換カードが発売
PCIカードを外付け化、66MHzや5V動作もサポート
(2014/7/8 20:30)
2枚の拡張カードをPCIe-PCI変換し、USBケーブルで外付けできるキット「拡張ボードの旧世主 第二章(SD-PECPCiRi2)」がエアリアから発売された。店頭価格は税込5,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
基板間をUSBケーブルで接続、66Hzや5V動作のPCIカードもサポート
この製品は、1基のPCIeスロットに2枚のPCIカードが装着可能になるというインターフェイス変換キット。
マザーボードに接続するPCIe x1対応基板と、2基のPCIスロットを備えた基板とで構成され、両者を通信ケーブルと電源ケーブルの2本で接続する仕組み。通信ケーブルはUSBケーブルと同タイプだが、同社によれば「2.5Gbpsの転送速度に対応する」という。
ただし、基板上のUSBポートは他のUSB機器との互換性がなく、マニュアルでは「USB機器を接続すると発火や故障の原因となる」「プラグアンドプレイには対応していないので、電源投入後は抜き挿しをしない」などとされているので要注意だ。
PCIe x1基板には4ピンペリフェラル、ミニ4ピンペリフェラル、SATAの3つの電源コネクタが装備。使用時はどれか1基に電源を供給する必要がある。
PCIスロット基板にはケースなどの外装はないが、ブラケット固定用の金具が付いており、カードをネジで固定できる。また、スロットの電圧(3.3V/5V)とクロック(33MHz/66MHz)を切り替えるジャンパも備えており、同社は「より多くのカードに対応できる」としている。
付属品はPCIe x1基板用LowProfileブラケット、ネジ、スペーサーなど。
[撮影協力:パソコンハウス東映とBUY MORE秋葉原本店]