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Intelの開発向けボードに新モデル、「Galileo Gen 2」が発売
32bit版PentiumクラスのQuark X1000を搭載
(2014/8/2 23:05)
IntelのQuark搭載ボードの最新版「Galileo Gen 2」が発売された。基板は初代より若干大型化している。店頭価格は税込7,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
32bit版Pentiumクラスの性能を持つというQuark X1000を搭載
Galileo Gen 2は、32bit版Pentiumクラスの性能を持つという同社製SoCのQuark X1000(クロック400MHz、最大TDP 2.3W)を搭載した電子工作・開発向けの小型基板。
その名の通り、1月に登場した「Galileo」の次世代モデルで、従来は電源(DC入力)の対応電圧が5Vだったのに対し、今モデルでは7~15Vとなったほか、12のGPIO(汎用入出力)の改善による速度などの向上、12bit PWMによる正確な制御・スムーズレスポンス、12V PoE(Powe-over-Ethernet)のサポートなどを実現したという。
基板サイズは123.8×72mmへと若干大型化したが(Galileoは10×7cm)、Arduino Uno R3との互換性を持つ点は変わらず、Arduino向けのシールドも利用できる。
Quark X1000を搭載する点や、メモリ、I/O関連のスペックは従来同様。搭載メモリはシングルチャンネルDDR3-800 256MB(32bit)で、インターフェイスはPCIe 2.0 x1×1、USB 2.0×3、シリアル×1、LAN×1を備える。付属品はACアダプタ、各国用電源変換プラグなど。
なお、Galileoについては、一定の使用環境においてACアダプタからノイズが発生するとして、ACアダプタの無償交換に応じることが5月に発表されている。
[撮影協力:パソコンハウス東映とテクノハウス東映とドスパラパーツ館とBUY MORE秋葉原本店]