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iPhoneをおサイフケータイ化するジャケットが発売、NTTドコモ
現時点の対応サービスはANAとヨドバシのみ、楽天Edyは時期未定
(2014/10/30 22:55)
iPhoneでおサイフケータイが使えるようになるNTTドコモの「おサイフケータイ ジャケット01」が登場。ジャケットをiPhoneと一体化する専用ケースも発売された。ジャケットはパナソニックモバイル製、ケースはバッファロー製。
店頭価格はジャケットが税込5,830円前後、iPhone 6用ケースが税込1,130円前後、iPhone 5s用ケースが税込1,130円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。iPhone 6用ケースはブラックのみ、iPhone 5s用ケースはホワイトとブラックの2種類。
モバイルFeliCaチップを搭載したBluetooth 4.0対応の薄型デバイス、ドコモの「iD」は12月に対応
おサイフケータイ ジャケット01は、モバイルFeliCaチップを搭載したBluetooth 4.0対応の薄型デバイス。iOS端末とBluetooth LEで接続し、対応アプリ「おサイフリンク」を導入することで、電子マネーなど「おサイフケータイ」の各種サービスが利用できるようになる。
ジャケットのサイズ(約)は高さ86×幅51×奥行き4.2mm、重量は約22g。専用ケースを使ってiPhoneと一体化するとかなり厚みが増すが、本来は非対応のiPhoneでおサイフケータイが使えるのは便利だ。
もちろん、ジャケットと端末を一体化しなくても使用可能。両者を持ち歩き、ジャケットだけをリーダーにかざせばサービスが利用できる。iPhoneだけでなくiPadと組み合わせることも可能だ。
ただし、現時点で利用できるサービスは、ANAの「スキップサービス」とヨドバシカメラの「ゴールドポイントカード」の2つ。
他のサービスについては、ドコモの「iD」が12月に、JCBの「QUICPay」が2014年度内に対応予定で、「ローソンモバイルPonta」「楽天Edy」が時期未定とされている。JR東日本の「モバイルSuica」などへの対応は、検討中だが未定という。
内蔵バッテリー容量は150mAhで、フル充電時で約2.5ヶ月の連続動作が可能としている。充電は側面のMicro USB端子を介して行なう。なお、ジャケットを充電する場合は、ケースから取り外す必要がある。端末との通信可能距離は最大約10mで、表面にはバッテリーの残量を3段階で示すLEDがある。
対応OSはiOS 7.1以上。対応端末は、iPhone 6/6 Plus/5s/5c、iPad Air、iPad mini Retinaディスプレイモデルで、SIMロックフリー版やNTTドコモ以外のキャリアが販売しているiPhone/iPadでも利用できるという。