ニュース

Matrox製ビデオカードの新モデルが久々に発売、AMD製GPUを搭載

新モデルの販売確認は約5年ぶり

 Matrox製ビデオカードが5年ぶりに店頭に登場、AMD製GPUを採用した「C」シリーズが発売された。販売されているのは、国内代理店のジャパンマテリアルによる6画面出力モデル「C680 PCIe x16/J(C680/2GBPEX16)」で、店頭価格は税込124,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

Mini DisplayPort 1.2×6基を搭載したMatroxブランドのビデオカード

 かつて「P690」(Pシリーズ)や「G550」(Gシリーズ)などの自社製GPUを搭載したビデオカードを発売していたMatroxだが、新たなCシリーズではAMD製GPUが搭載(型番は非公開)。

 同社製品の発売自体も久々で、新製品を店頭で確認したのは、2012年11月のデュアルヘッドアダプタ「DualHead2Go Digital SE」以来、ビデオカードでは2010年1月の「M9128 LP PCIe x16」以来となる。

 Cシリーズのラインナップは、6画面出力モデルの「C680 PCIe x16」と4画面出力モデルの「C420 LP PCIe x16」の2種類。接続インターフェイスはPCIe 3.0 x16、搭載メモリはGDDR5 2GB。

 同社製のデスクトップ管理ソフト「PowerDesk」により、複数ディスプレイを1画面として使用する「Stretched Mode」、仮想マルチディスプレイ表示の「Desktop Divider」、マルチディスプレイでベゼル分のずれを補正する「Bezel Management」など、様々な機能が使用できる。

 C680 PCIe x16では、Mini DisplayPort 1.2が6基装備。4K出力(4,096×2,160ドット)もサポートしており、リフレッシュレート60Hzの場合は3画面までの出力に対応するとしている。基板サイズは長さ16.76×高さ10.27cm。

 C420 LP PCIe x16では、Mini DisplayPort 1.1が4基装備。最大出力解像度は2,560×1,600ドット。基板サイズは長さ16.76×高さ6.86cmで、LowProfileスロットにも対応する。

 なお、ジャパンマテリアルは、4画面出力モデルの国内版「C420 LP PCIe x16/J(C420/2GBPEX16/LP)」も用意しており、1月以降に発売する予定としている。

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

Matrox C680 PCIe x16/J