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“極冷向き”ビデオカード「GTX 980Ti LIGHTNING」が発売

リミッター解除で電流値などを通常の4倍に、専用のプレートが付属

（2015/9/11 21:55）

　“極冷”向きを謳うMSIのGeForce GTX 980 Ti搭載ビデオカード「GTX 980Ti LIGHTNING」が発売された。極冷用のプレートも付属する。店頭価格は税込125,800円前後（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　GTX 980Ti LIGHTNINGは、同社のオーバークロック向けビデオカードである「Lightning」シリーズの新モデル。

　700Wの放熱をサポートするという90mmファン3基の冷却システム「TriFrozr」や、GPU・メモリ・PLLの電圧が測定できるピンヘッダ「V-Check Points」など、ハイスペック・マニア向けの機能を備えている。

　中でもマニアックなのが、液体窒素（LN2）を用いた冷却、いわゆる極冷に向いているとされている点。極冷の際に使用する保護プレート「Extra Heat Sink for LN2」が付属するほか、BIOSを「LN2 Mode」に切り替えるスイッチを備える。

　LN2 Modeはいわばリミッター解除モードで、カードの消費電力、電流値、熱制限値を通常の4倍にできるという。同社は「はんだ付けなどのハードウェア改造を行なうことなく、最大限のパフォーマンスを引き出せる」とアピールしている。

　また、イルミネーション機能の「Mystic Light」も装備。カード側面のロゴの発光色を、自分好みに変えたりすることができる。

　GPUはOC済みで、クロックはベース1,203MHz、ブースト1,304MHz。搭載メモリはGDDR5 6GBでクロックは7,096MHz。

　カードサイズは330×140×53mm。質量は1,365g。映像端子はDisplayPort 1.2×3、HDMI 2.0×1、DVI-I×1。外部電源端子は6ピン×1、8ピン×2で、推奨電源容量は600W。

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