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“究極OC設計”のGTX 980 TiがASUSから登場、実売12万円

「GTA V」で18.4%のフレームレート向上

 究極のオーバークロック・ゲーミングに向けて設計したというASUSのGTX 980 Tiカード「MATRIX-GTX980TI-P-6GD5-GAMING」が発売された。店頭価格は税込121,800円(詳細は「今週見つけた主な新製品」参照のこと)。

リファレンスカードとの比較で「GTA V」は18.4%のフレームレート向上

 この製品は、GeForce GTX 980 Tiを搭載したOCタイプのビデオカード。各種ゲームでの高いパフォーマンスが謳われており、リファレンスカードとの比較で、「The Witcher 3」では21.6%の、「GTA V」では18.4%のフレームレート向上があるという。

 カードは、同社のオートメーション技術「AUTO-EXTREME」により製造。電源回路は、5倍の耐久性を持つなどとされる14フェーズの「DIGI+ VRM」が採用されている。冷却システムは、10mm径ヒートパイプを用いた「DirectCU II」で、リファレンス比で30%高い冷却性能と、3倍の静粛性を実現したという。

 機能面では、液体窒素などで冷却した際のコールドバグを防ぐ「Memory Defroster」や、OCのテストを行なっている時などに、クロック・電圧をデフォルト値に戻せる「Safe Mode」ボタンなどが搭載。また、カードの側面には発光するROGロゴがあり、GPUの負荷状態を示すインジケーター(3段階)としても機能する。

 GPUクロックは、「Gaming Mode」(デフォルト)時がベース1,190MHz、ブースト1,291MHz、「OC Mode」時がベース1,216MHz、ブースト1,317MHz。搭載メモリはGDDR5 6GBで、クロックは7,200MHz。

 映像端子はDisplayPort 1.2×3、HDMI 2.0×1、DVI-I×1。外部電源コネクタは8ピン×2。Memory Defroster用の4ピン電源コネクタも備える。カードサイズは29.52×13.82×5.09cm。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店]