プロダクトレビュー・ショーケース
MSIのX870/Z890マザーはオイシイところをギュッと凝縮したラインナップ
【最新マザーカタログ 2024 秋冬】全11製品を一挙紹介 text by 芹澤 正芳
2024年11月27日 10:00
特別企画【最新マザーカタログ 2024 秋冬】では、ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIのマザーボード主要4社の最新マザーボードを一挙紹介。AMD、Intelから新CPUが登場した今シーズン。この機会に最新プラットフォームへの乗り換えを考えている人、秋冬の各種セールのチャンスに新たに自作PCを組もうと考えている人の“マザーボード選び”の参考にしていただきたい。
MSIのZ890、X870はハイエンド“MEG”のACE/GODLIKE、ミドルレンジ“MPG”のCARBON/EDGE、メインストリームである“MPG”のTOMAHAWK/GAMING PLUSや“PRO”といった定番モデルをそろえている。
日本市場向けには厳選された製品が投入されており、盛りに盛ったパワフルな製品から、価格を抑えたモデルまでバランスのよいラインナップ構成。組み立てやすさを向上させるEZ DIY設計が特徴だ。
人気シリーズに絞ったAMD X870搭載マザーボード
24(110A)+2(110A)+1フェーズの大規模な電源回路を備えるOC向けマザー。E-ATXサイズと大型で様々な情報を表示できる3.99型モニターも備える。M.2拡張カードを付属し、最大で7枚ものM.2 SSDを搭載可能だ。
カーボン+ブラックのデザインが特徴的な人気アッパーミドル“CARBON”のX870E版。18(110A)+2+1フェーズの強力な電源回路はヒートパイプ搭載の大型ヒートシンクを組み合わせ、上位CPUの長時間運用も安心の作り。
CPUに加えてNPUのパフォーマンスアップも可能なOC機能も備える。4基のM.2スロット、3本の拡張スロットと拡張性も高い。M.2やビデオカードの着脱が簡単にできるEZ DIY設計も随所に取り入れている。
ミリタリーグレードの高耐久な部品を使ったミドルレンジとして人気のTOMAHAWK。14(80A)+2+1フェーズの電源回路を備え、4基のM.2スロットすべてにヒートシンクを搭載。3本の拡張スロットと高い拡張性を持つ。
ワンボタンでビデオカードのロック解除が可能、M.2 SSDをワンタッチで着脱できる、Wi-Fiのアンテナも挿し込むだけとEZ DIY設計によって組み立てのしやすさが向上しているのもポイントだ。
シルバーとブラックのツートンカラーを採用。価格重視だけにヒートシンク付きM.2スロットは1基だけだが、14(60A)+2+1フェーズ電源回路と重要な部分はしっかりとした規模を確保している。