Intelの最新CPU「Rocket Lake-S」が販売開始、AMDは全体的に5%前後の値上がり

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Intelから「Rocket Lake-S」が、AMDから「Threadripper PRO」が発売値動きの面ではAMDが全体的に値上がり

　Intelの第11世代Coreシリーズ「Rocket Lake-S」13製品が3月末に登場。内蔵グラフィックとしてIntel UHD Graphics 750を搭載、PCIeインターフェイスは4.0に対応し、CPUソケットは引き続きLGA1200を採用している。

　最安値の価格は、8コア/16スレッドの「Core i9-11900K」(標準3.5GHz/最大5.3GHz)が77,999円、「11900」(2.5GHz/5.2GHz)が61,980円、GPU非搭載の「11900KF」が74,800円、「11900F」が61,999円で、6コア/12スレッドの「Core i5-11400」(2.6GHz/4.4GHz)は25,799円、「11400F」は22,999円などだ。

Core i9

第11世代Coreシリーズの価格表

　加えて4月下旬には、TDP 35Wの低消費電力版が出回り始めた。8コア/16スレッドの「Core i9-11900T」(1.5GHz/4.9GHz)および「Core i7-11700T」(1.4GHz/4.6GHz)で、GPUはIntel UHD Graphics 750。バルク品のみが販売されており、最安値の価格はそれぞれ60,478円、45,078円となっている(CPUクーラーなどとのセットでのみ販売)。

　なお、Intelからは第10世代Coreシリーズ「Comet Lake-S」に属する4コア/8スレッドの「Core i3-10105/10105F」(3.7GHz/4.4GHz)と、2コア/4スレッドの「Pentium Gold G6605」(4.3GHz)も販売開始。最安値の価格は10105が17,000円、10105Fが11,999円、G6605が13,000円だ。

TDP 35Wの「Core i9-11900T」/「Core i7-11700T」

Comet Lake-Sに属する「Pentium Gold G6605」

　AMDからは「Ryzen Threadripper PRO」が発売。「Ryzen Threadripper」と比べて、CPUソケットがsTRX4からsWRX8に変更、メモリチャンネルとPCIeレーンが強化され、信頼性やセキュリティの向上などワークステーション向け機能が搭載された。価格は「3995WX」が738,800円(3月下旬の初出時は712,800円)、「3975WX」が378,800円(同359,800円)、「3955WX」が154,800円(同149,800円)となっている。

Ryzen Threadripper PRO

Ryzen Threadripper PROの発売時の価格表

値上がり後のRyzen 5000シリーズの価格表

値上がり後のAMD CPUの価格表

　値動きの面では、AMDが4月上旬から中旬にかけて大きく上昇した。

　上述の「Ryzen Threadripper PRO」が発売直後に3～5％台の上昇となったのをはじめ、発売済みの「Ryzen Threadripper」は「3990X」が532,800円、「3970X」が269,800円、「3960X」が189,800円と4％台の上昇を記録。「Ryzen 5000」シリーズも「Ryzen 9 5950X」が110,800円、「Ryzen 9 5900X」が74,800円(4月17日の価格)、「Ryzen 7 5800X」が61,800円、「Ryzen 5 5600X」が40,800円と、2～3％台の値上がりだ。

　「Ryzen 3000」シリーズは、「Ryzen 9 3900X」が2,380円安の57,600円、「Ryzen 7 3800X」が一部ショップの値下げで3,000円安の36,980円となった。一方、「Ryzen 5 3600」は1,102円高の27,480円、「3500」が4,132円高の20,280円、「Ryzen 3 3100」が801円高の13,979円と、中～下位の製品が上昇している。

　このほか、GPU内蔵モデルは「Ryzen 7 PRO 4750G」と「Ryzen 5 4650G」がやや上昇し、「Ryzen 3 4350G」は998円安の20,980円に下落。下位製品の「Athlon 3000G」は302円高の7,980円、「Athlon 200GE」は2,062円高の7,980円に上がった。